秩父宝登山で山岳展望を楽しみ1500回へ

 私が山歩き里歩きにのめり込んで久しいが、最初は29年前の三つ峠山で(94.2.26)、それ以来歩いて歩いて1500回を迎えた。そろそろ体力的にも気力的にも結びの章で、それに相応しい山里として、秩父長瀞の宝登山にした。私のホームグランド奥武蔵の先で、秩父鉄道沿線の山々も度々歩いて、宝登山も数回登っている。この時期は蝋梅の名所でもある。友人Sさんに車で送迎して貰った。

 蠟梅園から宝登山へ 関越高速を花園ICで下りて、秩父へと走って貰った。寄居を過ぎると両側に山が迫り、山峡の街を行く。右手の山に花園城跡を訪ねたことを思い出し、当地の地名から花園ICなのだろうか。左下を流れる荒川が見え隠れする中、長瀞に入り大鳥居で山側へ右折すると宝登山ロープウェイ山麓駅であった。ロープウェイ利用が宝登山とした理由の一つで、無理なく山頂下へ上がることが出来る。

 山岳展望を楽しむ 二人は山頂駅へ上がり、目の前が蝋梅園で、見頃な花が咲き広がっている。黄色の花々は意外と小ぶりだ。私は展望台端から山岳展望を楽しむ。百名山両神山は独特の山姿である。登ったのは山歩きを始めた頃(95.4.30)であった。奥秩父も長野県境の甲武信ヶ岳も見える。蠟梅園内を巡りながら山頂へと歩く。鑑賞者も出始めている。一歩きで山頂(497m)へ上がった。
 宝登山に最初に登ったのは、関東ふれあいの道埼玉県コース上にあったからで、その後も長瀞アルプスを歩いた時は裏側から登った。Sさんも着いて、山頂標識を入れて記念写真を撮って貰った(写真中)。2人で正面の秩父盆地から武甲山を眺め、石灰岩の採掘で著しく変貌している山容(写真上)を指さした。宝登山神社奥社に参拝し、コロナの退散と孫の合格を祈願。境内の小さな売店はコロナ下でも営業中で、何故かホッとした。旧勤務先ワンゲル部と一緒に登ったのが5年前(18.11.18)で、その時は皆で利用した。

 長瀞は遊覧船 ロープウェイ山麓駅に降りて、長瀞の岩畳へ。土産店の間を通り、荒川河畔へ出た。本日も遊覧船が浮かび、こたつ船らしい。渓流は渇水期だが長瀞状である。岩上から見ていたら、園児一行が船に乗り込んでいる。船は難なく上流へ向け漕ぎ出した(写真下)。そんな風景をカメラに収めた。
 復路は関越高速を練馬北IC経由で高島平に着き、目出度く1500回を達成できた。Sさんのお陰で、感謝である。今後は結びの章へ入り、ペースダウンをしながら呑み鉄や列車旅と共に、今回のようなロープウェイ利用の山歩きもしたい。(2023/3/17 K.K.1500/1500)

◇日時 2023/2/24 ◇天候 曇 ◇資料 「宝登山散策マップ」 ◇交通費 830円 ◇歩行距離等 9,000歩 6㎞
「通過時間等」自宅7:50-宝登山ロープウェイ山麓駅 10:05-同山頂駅10:15=宝登山10:25=宝登山神社奥社10:40=宝登山ロープウェイ山頂駅11:00-同山麓駅11:20-長瀞岩畳11:30/11:45-練馬北IC12:45-自宅13:15