多摩川スカイブリッジを渡り川崎へ歩く

 3月に多摩川河口に、羽田と川崎を繋ぐスカイブリッジが開通したと知った。是非訪ねて渡りたい。海を眺めながらの里歩きも楽しい。これまでもレインボーブリッジや東京湾ゲートブリッジを渡り歩いている。調べると羽田空港の近くで、京浜急行羽田空港第三ターミナル駅が最寄り駅と分かった。

 羽田からスカイブリッジへ 三田線で京急三田駅へ出て、羽田空港行きに乗車。久しぶりで蒲田駅で本線と分かれ空港へ向かった。最近北海道の孫達とも御無沙汰で、空港利用はない。第三ターミナル駅に降りスタート。多摩川を目指そうとするが方向が分からず、山勘を働かせる外はない。空港敷地外は殆ど車道で歩道は限られ、左先だろうと左折すると高架道路環八がありその先と推測。船着き場の案内があり接近すると多摩川で、スカイブリッジへ上がるエレベーターがあった。

 675mを渡橋 橋の袂で新設の橋名を確かめ、左側歩道を渡り始める(写真上)。真新しい橋は未だ通行する車は少ないが、歩道を走り、歩く男女はそこそこにいる。河口は広く、直ぐ先は東京湾で、浮かぶ船も小さく見える。シャッターを切りながら675mを渡った。川崎側へ10分程で渡り切り、右岸の多摩川堤へ上がって振り返ると、全体が見え橋は結構長いが、橋桁と橋梁だけのシンプルな形状と思う(写真中)。

 川崎大師線鈴木駅を通過 堤を降り、京浜工場地帯に川崎大師線小島新田駅を探すが見付からない。あった鉄路の左右に駅はなく、JR貨物の引き込み線らしい。偶々出会った方に教えて貰い、貨物線を横断した先が目指す駅であった。京急大師線は川崎大師を参拝した時一度乗っただけ。川崎駅行きは、途中鈴木駅を通過。旧味の素駅で、味の素の創業者鈴木家に由来する珍しい駅名。同家出身の鈴木竹雄東大名誉教授を思い出した。担当していた研究誌の創刊時に巻頭言をお願いし快く書いて頂いたことがあった(鈴木竹雄「特許法昔語り」特許研究No.4 1987)。

 稲毛神社に寄る 京急川崎駅に着いて、稲毛神社へ。この前芭蕉の麦の別れの地へ歩いた時(22.3.16)、省略してしまった。先日テレビで、徳光アナの路線バスの旅を見ていたら稲毛神社が出て来て、川崎市役所付近と知った、複雑な駅前地区に戸惑ったが最後はスマホに案内されて、大鳥居から古社に詣でる。境内の大銀杏や十二支巡り(写真下干支の申)はテレビで知ったが、正岡子規の“六郷の橋まで来たり春の風”句碑があった。裏参道から川崎駅へ歩いた。(2022/5/21 K.K. 1450/1500)

◇日時 2022/05/05 ◇天候 はれ曇り ◇交通費 700円 ◇資料 昭文社「東京都市図73川崎」2004.4版 ◇歩行距離等 17,000歩 12㎞ 
「通過時間等」自宅8:15-京急線三田駅9:07-同羽田空港第三ターミナル駅9:40=多摩川スカイブリッジ羽田側10:00=同川崎側10:10=京急小島新田駅11:08-同川崎駅11:25=稲毛神社12:00=京急川崎駅12:23-三田線三田駅12:45-自宅13:30