大人の休日俱楽部パス利用の二回目で、前日自宅で休み、本日は、軽い名所見学として、高崎の少林山達磨寺から観音山白衣観音を巡ろうとした。連日の遠出は無理な年齢となり、高崎は新幹線を利用すれば1時間弱である。そして、翌日の最終利用日は房総一周の乗り鉄を予定していた。処が目論みは大幅に狂ってしまった。
群馬八幡駅から達磨寺へ JR高崎駅に着いて、案内所でバスルートを教えて貰い、JR信越線で群馬八幡駅へ向かった。少林山達磨寺の最寄り駅で歩き出す。高崎市も郊外で、小さな街並みを抜け左折して、碓氷川へ歩く。堤防へ上がり、鼻高橋を渡ると欄干の達磨像が迎えてくれ、川向うの高台には寺が見えた。
緩い坂の先に少林山達磨寺があった。寺院には、達磨堂(写真上)や縁起達磨を積んだ本堂があり参拝。江戸時代、行者が流木で達磨像を彫って祀ったらしい。高崎の縁起達磨として有名だが、そのルーツは当寺なのだ。境内を一回りして大通りへ下り、バス停でバスを待った。
清水寺石段 予定時間になってもバスは来ない。予定変更しようかなと思い始めた頃到着した。15分遅れで、躓きの前兆であった。次の行く先白衣観音へのバス停美術館口に降りた時は20分遅れとなっていた。イラストマップで、観音山中腹清水寺の石段下に芭蕉句碑を目指す。行けども、行けども辿り着かず、戻り掛け、地元の方に尋ねたらもっと先という。ようやく着いて、句碑“観音の甍みやりつはなの雲”があった(写真下)。
本堂境内にも句碑があり、石段を上がる。上方に見えた建物は観音堂で、また石段に挑戦。数は多いが段差が低く助かる。休み休み上がり切り、本堂への挨拶もそこそこに、句碑を探す。隣の石碑かなとカメラに写したがはっきりしない。違っていた。石段は518段と分かった。マップは略図で、これに惑わされてしまった。
遂にタクシー 駅へのバス時間が迫り、頂上の白衣観音を諦める。石段下りを避け、右手の下り坂が女坂かと突入したが墓地への路。大回りも大迂回し石段下先へ出たが、バス時間はとっくに過ぎていた。高崎市内へと歩き始めたが、足が重い。肝心の白衣観音も拝観できず心も重い。途中で座り込み、タクシーを呼んでしまった。
高崎駅へ戻り、遅い昼食を取り、新幹線で帰京。翌朝元気が出ず、乗り鉄は断念。体力よりは、バスの時間やイラストマップを読み損ない予定通り巡れなかったショックが尾を引いたのかもしれない。こんなこと滅多にないことで、残念。(2022/5/4 K.K. 1446/1500)
◇日時 2022/04/13 ◇天候 晴れ ◇交通費 JR東日本大人の休日俱楽部パス+タクシー代1330円 ◇資料「観音山イラストまっぷ」◇歩行距離等 16,000歩 12㎞ 「通過時間等」自宅9:15-JR上野駅10:20-同高崎駅11:24-同群馬八幡駅11:35=鼻高橋11:50=少林山達磨寺12:00=バス停12:37-同美術館口13:10=清水寺石段下13:35=清水寺13:50=清水寺石段下バス停先14:30-JR高崎駅15:10-同上野駅15:58-三田線巣鴨駅16:20-自宅16:30 |