湘南深沢から稲村ヶ崎へ出る

鎌倉、湘南方面に未訪のコースを捜した。平塚在の弟から誘いがありコースを2,3挙げたが歩いたことがあり、それならと手許のガイドを捲るも、初めての地は少ない。そんな中から、「湘南深沢から稲村ヶ崎」(「東京近郊里山ハイキング」175頁)が見付かった。寺社巡りのようである。弟へ連絡し、大船モノレール駅改札口に待ち合わせた。

モノレールで湘南深沢へ JR大船駅に降りモノレール駅を尋ね行くと、弟が待っていた。このモノレールは私は初めての乗車。直ぐ深沢駅で、運転手へ乗車券を渡し階段を降りる。駅前に当地の案内図は見当たらず、手持ちの略図で等覚寺へ向かうが、小路が交差し戸惑っていると地元の方が指さしてくれた。古い住宅街の中に古刹はあった。簡単に詣でて、深沢小学校へ。校内に鎌倉の御家人梶原景時父子の墓がある筈だが見付からない。裏へ回っても行き止まりで諦め、学校先の御霊神社へとし、山門的な社の後に石段がありその上に本殿があって(写真上)、2人で参拝。
御霊神社、仏行寺、三嶋神社 ここからは弟に地図読みを任せ右折、左折し坂を上がり、彼の指示通りに小さな坂を下ると仏行寺前であった。参観料を箱に入れ、本堂前でぽんずの成仏をお願いし、裏の庭園へ回った。小さな泉水庭園が広がり、カメラに収める。戻ろうとしたら、屋根を走る小動物を見る。リスのようで、当地には外来種が繁殖しているらしい。集落内歩行中、弟が、”ここっ”と言い、見上げると三嶋神社。頼朝創建と言われる古社で、急な石段上がり小さな拝殿に手を合わせ簡単にお参り。夫婦池への分岐では、池は省略し目の前の丘笛田公園へ上がる。広いグランドがあり少年野球の練習中。足下にボールが転がって来て、返して上げようとしたが、ネットを超えず見事に失敗。”嘗ての野球少年もダメだね”と弟に笑われてしまった。
鎌倉山神社から稲村ヶ崎へ 休憩後、峠を行き鎌倉山神社を目指す。鎌倉も別荘地帯のようで、高級らしき住宅が多い。有名人の門前には警備員を見た。一旦下るが違うと気付き戻ると標識があり、山方向へ入って神社前。こぢんまりな社であった。そのまま奥へ進むと急に山道となる。ハイキングらしくなったが、弟に確認するとコース内との返事。標識があり、稲村ヶ崎へ方向を採り、工事中の仮設通路を過ぎて山中を抜け、住宅街。本日当地ではロードレースがあるらしく若者や家族連れ大勢が通りを往復しジョグしている。江ノ電踏切を渡り、海側へ出ると右先が江の島(写真下)、左が稲村ヶ崎。海は穏やかだが波乗りするサーファーは少ない。我々は左折し岬へ上がる。ツワブキが咲く一方、水仙が開花し温暖の地を示している。中学の修学旅行で、”剱投ぜし古戦場”と知り、また二度目のハイクと思うが何時かは思い出せない。岬展望台で海上に霞む大島を眺め、江ノ電稲村ヶ崎駅前で昼食。弟は蕎麦だが、私は麦酒を添えた。(2016/12/27 K.K. 1077/1100)

○日時 2016/12/18 ○天候 晴 ○交通費 1,780円 ○資料 新ハイキング社「東京近郊里山ハイキング・湘南深沢から稲村ヶ崎」平成16年5月 ○徒歩距離 15km 21,000歩
「通過時間等」自宅7:55-JR新橋駅8:51-湘南モノレール大船駅9:37-同深沢駅9:45=等覚寺9:50=御霊神社10:10=仏行寺10:30=三嶋神社10:40=笛田公園10:50=鎌倉山神社11:25=稲村ヶ崎12:05=江ノ電稲村ガ崎駅(昼食)12:15/12:59=小田急片瀬江の島駅13:21-都営新宿駅14:40-同神保町駅14:51-自宅15:30