蓮根緑道から浮間橋を辿る

 三田線蓮根駅から新河岸川へ出て浮間橋、そして荒川土手を上下しJR北赤羽駅へという板橋区から北区を巡るコースを探し出した。今回のポイントは、浮間渡船場跡、浮間橋架橋記念碑である。そして、大半は未踏のコース。帰途は埼京線で、北赤羽駅からJR板橋駅へ出ようと思う。

 蓮根緑道を歩く 蓮根駅に降りスタート。久しぶりで高島通りへは少し距離がある。中山道方向へ歩き左手前の稲荷神社に寄り、手を合わせる。地図から見付け初めてで、住宅街なのに広い境内。高島通りへ戻ると公園らしき空き地があり、蓮根緑道に違いないと進入し、中山道を歩道橋で渡ると、緑道らしくなった。生け垣の赤い花は山茶花だろう(写真上)が、私は椿と区別がつかない。この時期は皆山茶花と思っていたが、冬椿もある。足下にツワブキの花を見付けた。緑道は新河岸川に突き当り、右折する。直ぐ上は長後さくら橋。川沿い右岸のコンクリート壁の下を下り、新河岸橋は高架下を抜け、新河岸大橋へ歩く。右手は今春辿った出井川緑道(20.5.10)。
 浮間橋へ 新河岸大橋を渡って北区へ入り、左岸を浮間橋を目指し行く。この辺りの新河岸川の流れはなく淀み川面は広く、運河のようである。そして、浮間橋設置までは小豆沢へ渡船であったという。現在も川を仕切るコンクリートの壁は高い。道路脇に渡船場跡の碑があり、カメラに収めまた先へ行く。正面が北赤羽駅で、浮間橋上の駅。浮間橋架橋記念碑は橋の袂にあった(写真下)。前回(20.5.29)何故見逃したのか分からないような位置にある。明治末からの荒川の直線化工事で、浮間地区が荒川と新河岸川の間に取り残され渡船であったが、地元農民達が資金を供出し昭和3年に橋は完成したとある。

 赤羽からまた北赤羽駅へ 浮間橋を渡り、また右岸を赤羽方向へ進む。前方に鉄橋が見え、赤羽は意外に近いと分かる。歩きながら、新荒川大橋手前に都内唯一の酒造会社があり、晩酌用に丸真正宗カップ酒を求めようと思い付き、回り道する。首尾よく店前へ至ったが閉店中。9月に店前を通ったがその時(20.9.21)も閉まっていた。
 新荒川大橋途中から荒川土手へ降りると、工事中の案内があり、ガードマンに北赤羽駅へ歩けるかと尋ねると頷いてくれた。しかし土手は途中で締め切られ、河川敷内へ下りて迂回し、鉄橋下を過ぎまた土手へ上り返す。対岸川口に善光寺が見え、9月はあちらを歩いた。右下はゴルフ場。荒川河川管理棟前から土手を下り、北赤羽駅へ。当駅は長い、長いエスカレータでホームへ上がり、停車中の電車に飛び乗った。空席を見付け、一息入れる。今回も休憩なしで歩いていた。(2020/12/18K.K.1365/1400)

◇日時 2020/12/3 ◇天候 曇り ◇歩行距離等 11km 15,000歩 ◇資料 板橋区くらしと観光課「観光いたばしガイドマップ」「通過時間等」自宅9:35-三田線蓮根駅9:55=稲荷神社10:10=蓮根緑道10:15=新河岸大橋10:30=浮間渡船場跡碑10:40=浮間橋10:50=赤羽鉄橋下11:10=新荒川大橋11:25=荒川河川管理棟11:45=JR北赤羽駅11:59-三田線新板橋駅12:16-自宅