満開のポピーが咲き誇る東秩父高原を巡る

 躑躅や紫陽花、菖蒲と初夏は花の季節で、そろそろポピーも咲いた頃かとネット検索したら、昨年からリザーブしていた茨城藤代のポピー園は5月末に終了し刈り取ったとある。埼玉東秩父にもポピー園があった筈と調べたら、丁度開園中という。少しアクセスが良くないが、ハイキングの一貫だから歩けば良く、しかも東秩父は私のホームグランド内である。ポピーは初めての観賞。

 峠道を上がる 東上線小川町駅に降り、白石車庫行きバスに乗り換えた。運転手に最寄りバス停は橋場と教えて貰う。バスは見覚えのある街から山間に入り、東秩父村で、これまで歩いた城跡や峠はこの辺りにもある。最近はご無沙汰で、10年振り位か。橋場に着くと、ポピー会場への案内があり、4km先との表示。徒歩でも1時間を要しないが峠の坂道だがら+20分かなと見当を付け、スタート。
 秩父へ通じる道は結構車の往来があり、くねる舗道の右端を上がり続ける。3kmとの表示に出会い時計を見ると20分経過で、順調。時々山村集落があるが現在では過疎状態のよう。栗和田集落を過ぎ粥仁田峠への分岐に至り、同峠からの下りに歩いたこと(96.9.16)を思い出した。今回は直進だが舗道は大きく左右に振れ始め、左手木立の間に見える山は武甲山のようだ。峠を上がるポピー見物の車が渋滞し始め、数珠繋ぎで、徒歩の私が車を追い越して進む。尾根が近くなり右側が牧場。そして二本木峠へ上がり、ここで左へコースを採り、下りになる。未だ繋がる車の間を徒歩で上がって来る男女が多くなり、ポピー園が近いと知り、山の端を出ると目の前に広い高原が広がった。

 満開のポピー園を巡る 一瞬眼下のポピー園は狭く花も少ないと感じたが、近付くに連れそうではないことが分かった。バス停から80分で着き、受付を済ませ入園。南向きの斜面一杯に赤色中心のポピーが華やかに咲き広がっている。先ずは遊歩道から花を至近で眺める(写真上)。大きな柔らかな花弁は、赤色だがきつい程ではなく丁度良いと思う。シャッターを切り続ける。そして、全体を見回すと、晴天下高原を埋め尽くす程に咲き揃い、鮮やかで美しい(写真下)。またアングルを探す。ポピーを眺めてはカメラを向けるのを繰り返しながら、ゆっくりと進む。芥子の一種で栽培禁止の花もあるようだが、子供の頃は近所の家庭で栽培し、珍しい洋花だなと眺めたことがあった。本日日曜日で人出は多く、列をなし遊歩道を上下している。最奥のベンチで休憩し、昼食。隣の家族連れの一行は、隣国の方々らしい。今度は、下から花畑を見上げるとこれも良い。またカメラに収め、花友へもと携帯にも写した。帰りはバスで秩父鉄道へ出ようと決め待合所へ下ると、下の区画はピンク系のポピー。これも美しい。ポピーの花に充たされ、シャトルバスで秩父鉄道皆野駅へ出て、寄居駅経由で帰宅した。 (2019 K.K. 1263/1300)

◇日時 2019/6/2  ◇天候 曇り ◇交通費 3,040円 ◇資料 ポピーまつり実行委員会「天空のポピー」 ◇歩数等 13,000歩 10km

「通過時間等」自宅8:05-東武成増駅8:50-同小川町駅10:14-バス停橋場10:40=栗和田11:10=東秩父ポピー園12:00/12:45-秩父鉄道皆野駅13:28-東武寄居駅14:04-同小川町駅14:23-同成増駅15:25-自宅15:45