2019花見ハイキングに青梅梅岸寺のしだれ桜を加えた。山里歩きを始めた頃、仲間と一度眺めたが記憶が薄れてしまった(95.4.8)。奥多摩の入口青梅の街は、”蔵造りの商家や古寺社が点在する街並みが、レトロな映画看板で昭和の時代にタイムスリップ”とアピールしている(JR東日本「青梅・五日市線ウォーキングマップ」)。花見散策には丁度良い。
梅岸寺しだれ桜へ 旧青梅街道から参道を梅岸寺境内へ入ると大きな古木のしだれ桜が二本あり、一本は終わりかけだが、手前の一本は満開直後で見頃(写真上)。樹齢150年、幹回り3mという。本堂へ挨拶後、他の花見客と眺め、カメラに収めた。梅岸寺前に寄り道した。駅前案内図を眺めたら駅裏の裏宿七兵衛地蔵が目に付いた。社があり軽く参拝し、由緒には、青梅の農民七兵衛は不作が続く中義侠心のある鼠小僧のように村人を助けた処処刑されその後祀ったとある。梅岸寺から旧街道中心街を行く。古い家屋が点在するが目当ての旧稲葉家住宅迄は距離があった。江戸期からの商家のようで、薄暗い座敷も覗いた。
順調に釜ヶ淵へ 次の金剛寺は、一度立ち寄ったことがある(14.10.26)。本堂に詣で、境内の案内で思い出した。地名青梅に由来する梅の古木がある。ここからは前回歩いたコースを辿る。記憶が割りに鮮明で、クランク的に歩き順調に進み、多摩川釜ヶ淵手前へ出る。河岸の桜は染井吉野のようだが満開見頃。柳淵橋を渡り公園内へ入り、板垣退助像に再会。先日品川神社裏に板垣の墓を訪ねたばかり。
淵を覗く展望台は閉め切り中。前回は覗いてシャッターを切ったと思う。かんぽの宿前から坂を下る。かぼちゃ会で、一同10数名宿泊した宿である(12.3.30)。そして、旧宮崎家住宅から郷土博物館へ。旧住宅はもっと大きな豪農住宅と思っていたが、普通の藁葺き平屋。古さは感じるがこれが重文なのだろうか。子供の頃、我が田舎では少し山の方へ入れば揃っていたと思う。
見当たらないレトロ看板 桜の下のベンチで、流れ前にし休憩。多摩川もこの辺りでは広い河原の中心を流れているだけ。川辺にはピンクのヤシオ躑躅が咲き始め、山吹も満開で美しい。
コースポイントは歩き、青梅市内へ直進しようとするが道は左右に入れ込み、坂道が続く。現青梅街道を横断し住宅街を進み、中心街のある旧青梅街道へ出た。昭和も戦後だが映画全盛期頃の看板やポスターを展示している商店街の筈だが、今回は見当たらない。駅前中華屋に入りラーメンで昼食。昭和24年創業に惹かれ、確かに昔懐かしい支那蕎麦風だが、少し醤油味が濃い。駅へ戻ると、件の映画看板があり(写真下)、これだとカメラを向けた。車中、地図を見返したら、旧青梅街道奥にあった森下陣屋跡を見逃したことを知ったが、もう一度の思いは湧かなかった。(2019/04/25 K.K. 1251/1300)
◇日時 2019/4/13 ◇天候 晴 ◇交通費 1,600円 ◇資料 JR東日本「青梅・五日市線ウォーキングマップ 青梅宿散策コース」◇歩数等 14,000歩 10km
「通過時間等」自宅8:05-新宿線神保町駅8:45-JR新宿駅9:08-同青梅駅10:15=裏宿七兵衛地蔵10:25=梅岸寺10:30=旧稲葉家住宅10:45=金剛寺10:55=釜ヶ淵公園11:15=旧宮崎家住宅前11:25=駅前中華や11:55=JR青梅駅12:25-大江戸線新宿西口駅13:32-三田線春日駅13:48-自宅14:15