小田急沿線海老名に社寺を巡る

 昨年弟から、神奈川のハイキングガイドブック(かもめ文庫「かながわハイキングコースベスト50」)を貰った。その中から、「海老名の文化財めぐり」コースを選び出し、弟を誘いハイキングが決まった。2人に交通便の良い小田急海老名駅スタートである。徒歩2時間50分とあり、2人には丁度良い。

 最初からコースを誤る 今回も、海老名駅集合時間に私が遅れてしまった。三田線電車が遅延し、通勤時間帯の出発は久し振りで想定外のことと弟に言い訳しながら駅をスタート。海老名には縁がなく、若い頃草野球に一度来た位の地。弟が用意してくれた地図、と言っても略図だがそれに沿い国分寺尼寺跡を目指す。左折し相鉄線、小田急線踏切を渡り住宅街を進むが、寺跡は見えない。地名は国分、バス停も尼寺跡とあり間違っているとも思えない。246号国道へ出てしまい方向違いかと地元の方に二度尋ね、森のある方へ方向を大修正。小田急線を渡り返した先に、次の弥生神社があった。大分手前で左折し踏切を渡っていた。

 弥生神社、国分寺 石段を昇り参拝、立派な神社である。裏手が龍峰寺で、古刹のよう。参道を出て下り、相鉄線踏切を越す。尼寺跡は反対側のようで、遺跡もなく省略。大通りの右先に広めの空き地が見え、国分寺跡で石碑のみ。カメラに写し先へ進む。現国分寺は、また大回りしてしまい、入口で大ケヤキを眺め坂を上がった先にあった。大ケヤキは幹の裂け目をコンクリートで固めた古大木(写真上)だが、2人は故郷東根の大欅と無意識に比較してしまい、物足りないなとはいつものこと。境内で、高齢者グループが休憩中。鐘突堂内の梵鐘は重文とあるが、外からは見えない。山吹が満開で(写真下)、弟もカメラに向けている。

 次の瓢箪(ひさご)塚へ向かうが、略図は頼りにならず、弟が今朝駅で入手の「小田急自然ふれあい歩道海老名コースマップ」が少し詳しく、首尾良く到達。塚上から見たら古墳がひょうたん型のようだ。ベンチで小憩。

 八坂神社から駅へ 次の三塚公園も何とか探し、ここも古墳跡地。八坂神社と鳳勝寺へは山勘を働かせ森裏と読み、坂を下りながら、住宅街へ小路を入ると、弟が幼稚園があるから寺はあちらと言い、それが当たり、八坂神社へ参拝。由緒書きによれば、戦時中相模湖ダム建設に伴う周辺集落の移住地とあり、当社も移築されたとある。鳳勝寺にも詣でるが、我々だけで寂しい位。
 弟にハイキングは終了し駅へ出て、食事を提案。弟のリードで大通りへ戻り、駅前デパート食堂で蕎麦を頼み、昼食。私は、住宅街を歩くタウンウォークは苦手でコース誤りが多く、今回もその通りであったが、弟のお陰でコースの八分位は歩き通せたろう。海老名駅で上下に分かれ、帰宅した。(2019/04/30 K.K. 1252/1300)

◇日時 2019/4/17 ◇天候 曇り ◇交通費 1,000円 ◇資料 山本正基「かながわハイキングコースベスト50 44海老名の文化財めぐり」206頁 ◇歩数等19,000歩 14km「通過時間等」自宅8:00-新宿線神保町駅8:50-小田急新宿駅9:13-同海老名駅10:10=弥生神社11:00=国分寺跡11:20=国分寺11:35=瓢箪塚11:55=八坂神社12:30=駅前食堂13:00=小田急海老名駅13:35-大江戸線新宿西口駅14:38-三田線春日駅14:53-自宅15:30