秩父皆野に初めてムクゲの花を観る

1055_%e7%a7%a9%e7%88%b6_1テレビで、秩父皆野町にムクゲの花が咲き見頃と知った。夕方のテレビニュースの地方版は時々各地の花便りもあり、これまでも歩く先の情報源の一つとしている。秩父は遠くはなく、皆野の美の山を二度歩いたが大分経ちご無沙汰で、丁度良い。秩父鉄道の駅もある。山口瞳著のエッセイ集”木槿の花”は読んだことはあるが、ムクゲの花は見たことはなく、テレビでは紅や白の大きめの柔らかな花のようであるが、ネットで調べる外はない。

山腹に広がるムクゲ公園 我が家から秩父へは、池袋駅西武線経由と、成増駅、寄居駅東武線経由とあるが、今回はバスで成増駅へ出て寄居駅で秩父鉄道に乗り換えた。皆野駅でムクゲ公園情報を期待したが見付からず、ネットで調べた駅前国道を秩父市方向へ歩き出す。徒歩20分とあるからそろそろ山側へ左折する頃と、出会った方に尋ねると散歩序にと途中まで案内して戴いた。その方が歩きながら、花には余り期待しない方がと言う。高速道路下に公園案内が見付かり、坂を上がって公園案内所へ。山腹一帯がムクゲ公園らしく、思ったより広く巡るのも簡単ではないようだ。

疎らなムクゲの花 案内所で入園料を支払い、マップで花咲くコースを紹介して貰って公園に入る。坂は結構急で、中央の車道から左折するとムクゲの花園。ピンクや白の花で、一重と八重があり、初めて見る花でこんなものかと思う反面、ムクゲの木は多いが一本の木に付けた花は疎らで物足りない(写真上)。カメラに収めながら斜面の園内を奥へ行くが、草が繁り遊歩道も荒れ気味。花を求め次第に上へ上へと進むも、咲く花々の状態に変化はない。公園最高部岩の広場に着いた。人工だろうが岩で囲まれた古代住居跡のよう。腰を下ろし休憩していると数組の鑑賞者が上がってきた。

1055_%e7%a7%a9%e7%88%b6_2南斜面のムクゲの花は? マップにある外周のハイキングコースもどうかと車道の終点へと上がったが、入口から狭い山道を草が覆いとても踏み込む気がしない。展望台から、またムクゲ花園を下る。途中で、中央車道を渡って反対側花園へ。こちらの方が咲く花の数が多く見頃に近い(写真下)。南斜面で陽当たりの加減だろうか。またシャッターを切った。道路端に清水が垂れ、冷水に期待したが生ぬるい。稲穂山古墳がありその上から前方の風景を眺めると、眼下に広がる皆野の街は山峡の街で、秩父盆地である。バックの低山は長瀞の宝登山であろうか。

ムクゲの花は少し挽回した感じで坂を下り、園を後にし高速道路下から皆野の街へと戻った。当初、ムクゲ公園の後は美の山へ登り親鼻駅へもと考えていたが、広い公園の斜面を上下してその元気を失い、駅へと直行した。(2016/09/01 K.K. 1055/1100)

○日時 2016/8/18 ○天候 曇り ○費用 2,760円 ○資料 「園内マップムクゲ自然公園」 ○徒歩距離 11km 16,000歩

「通過時間等」自宅7:45-東武成増駅8:25-同小川町駅9:28-秩父鉄道寄居駅10:01-同皆野駅10:35=皆野ムクゲ自然公園11:00=岩の広場11:30=稲穂山古墳12:10=皆野ムクゲ自然公園口12:30=秩父鉄道皆野駅13:31-東武寄居駅14:00-同小川町駅14:23-同成増駅15:36-自宅16:00