そろそろ歩く先が首都圏内では、茨城への番になった。近い都内や埼玉は多く歩き、群馬や栃木も歩いている。茨城は昨年12月高萩の松岡城跡(17.12.10)以来である。”大人の遠足誌”から岩間にある愛宕山(306m)をリザーブしていた。低山で神社もあり、最近の好みである。常磐線の取手や土浦の先だが、水戸の手前でそう遠くはない。
正面に見えた愛宕山 常磐線岩間駅へは意外に時間を要し、都内から鈍行で1時間30分であった。駅前は田舎町の小さな寂れた商店街。1人、通りを進むと正面に見えたのが愛宕山のようだ(写真上)。街外れで大きなホテル前を通過し、標識に従い林の中の山道へ入る。荒れた上に、先日の台風で折れた枝が散らばっている。本日もストックを持たず、少し悔いる。山道を抜け、第二鳥居で舗道へ出て、大きくカーブし上がり続けると展望広場に至り、小憩。眼下には田畑が広がり、その中に小さな集落が点在している。
また山道へ突入し、森の中。舗道を横断すると愛宕神社石段下で、見上げる程の急な石段が直線的に続いている。きついなと思いながらも、一段一段昇る外はない。前に老婦人が取り付いているが、踊り場で止まっては体操している。私は手すりを利用しながら上がり続ける。振り向くと大分離れてしまった。愛宕神社本殿へお参りする。
芭蕉句碑に出会う 境内裏に奥社があり、芭蕉句碑の案内。素通りは出来ないと、最後の力を絞り、また石段に挑戦し奥社は飯縄神社。左手に石碑が建っている(写真下)。苔蒸し文字は不明で、カメラに収めた。芭蕉は、おくの細道へ旅立つ前、鹿島詣で(1687・貞亨4年)をしている。その時詠んだ句かなと思ったが、帰宅後調べると、”夏来てもたゞひとつ葉の一葉哉“の句で違っていた。また12天狗社も立ち並んでいる。当山には天狗伝説かあるらしい。
展望所ベンチで小憩し、下山開始。本殿反対側へ出ると、こちらにも石段があり、先程とは違い緩やかなもの。女坂かなと思いながら下り、広場であった。本日、笠間のトレッキング大会開催中で、当地がゴールのよう。多くの男女ハイカーが屯し、送迎バスも駐まっている。案内所でパンフを入手し、舗道の坂道を下る。雨が落ちてきたが傘を指すほどではない。ハイカー達を乗せたバス二台追い抜いて行った。山道へは入らずそのまま舗道を歩き、大回りして山を下り切り、先程のホテル前だが、閉鎖中のよう。集落内で、往きに気になった六所神社へ立ち寄り、参拝。無事下山を報告した。
昼食はえき蕎麦 疾うに正午は過ぎたが、食事する店は見当たらない儘、コンビニもなく岩間駅着。乗った電車が土浦駅に停車すると、ホームにえき蕎麦店があり、ラッキーと昼飯にした。空きっ腹には丁度合っていた。 (2018/10/27 K.K. 1217/1300)
□日時 2018/10/8□天候 曇り □交通費 3,320円 □歩行数等 15,000歩 11km □資料 JTB「大人の遠足 里山あるき ・・・愛宕山」2001年、38頁
「通過時間等」自宅8:25-JR巣鴨駅8:55-同日暮里駅9:17-同岩間駅11:05=ホテル前11:20=第二鳥居11:30=展望広場11:45=愛宕神社12:05/12:15=案内所12:25=六所神社13:00=JR岩間駅13:19-同土浦駅13:45/14:00-同日暮里駅14:55-巣鴨駅15:12-自宅15:40
故郷の歌人S先生からです。”ふるさとに兄あり友あり読者あり 1300回への首途(カドデ)ことほぐ“ 有り難うございました。