釧路湿原を眺め、根室本線で帯広へ

北海道在孫達の運動会応援に、2年振りに渡道する。その際、釧路空港往復とし、釧路湿原と納沙布岬を訪ねることにした。孫達が住む音更へはJR根室本線で帯広駅へ行くことになる。心配は天候で、数年前凄い寒さに遭い困惑したことがあり、今回はその対策もした。出発当日の朝、運動会の土曜日は雨の予報で翌日へ延期かもと、娘からメールが来た。

 釧路空港から湿原へ 釧路空港に降りると天候は良くない。案内所で、湿原へのアクセスを教えて貰い、バスの乗り換え地鳥取分岐で別便に乗る。釧路市郊外を出ると牧草地、原野の中を走り、湿原らしくなって、右手丘上に赤の建物が見え始め、湿原展望台のようだ。坂を上がり展望台前で下車(写真上)。 釧路駅行きのバス時間を確かめ、遊歩道へ。雨がぽつりと落ちているが傘を指すほどではない。展望台は二度目だが、見覚えはなく建て替えたのだろう。遊歩道は樹林帯の中に続き、湿原は見えない。約1時間しかなく、先へ急ぐ。吊り橋を渡り広場へ出ると分岐で、左の丹頂広場へ進む。木道で歩きやすい。広場の前方が開け、湿原が広がっている。見える範囲は、大湿原の一部に過ぎないのだろう。カメラを向けた。時計を睨みながら、樹林の中を上下し先のサテライト展望台へ上がる。先客に混じり、展望を楽しむ。左右一杯大湿原。遙か向こうに霞む東端は、釧網線塘路駅辺りだろうか(写真下)。大分前だが、釧路駅からノロッコ号で訪ねたことがある(10.7.16)。もっと先へ進みたいが、バス時間があり、Uターン。小雨が止んだ中、木道階段を戻ると、白い花が目に付きカメラに収めたが、名前が分からない。10分前で、休憩する時間があった。バスは、釧路市内へ入る前、鳥取・・・という地名が続く地を通過し鳥取神社まであり、鳥取県からの入植地を示していた。

鈍行で帯広へ 釧路駅から帯広駅迄は、鈍行列車とした。少し時間が掛かるが、娘達の迎えの時間に都合良く、また私が、今後の山歩きの代わりに考えている乗り鉄の経験にもしたい。そのため、駅売店で弁当とカップ酒を求めた。3時間強だから凡そ、飲食で1時間、寝て1時間、メモ等で1時間と大雑把に目論んだ。
13時48分発帯広行き一両車は、時刻通り釧路駅を発車。この間は数回乗ったことがあり、左手は海辺だとは知っている。大楽毛、白糠を過ぎると海から離れ両側は牧場になった。そして、山中を走り、駅間の距離が長い。微睡みから覚めると浦幌付近で、また家並みが見えるようになり、飽き始めた頃池田に着き、長く停車した。右手にワイン城の建物が見え、思い出がある。娘の結婚式に、我が親戚が山形や長野からも出席してくれ、翌日、バスで観光し見学したのであった。あれから18年経っている。30分程で帯広駅に着くと、2人の孫を連れた娘が車で待っていた。市内で、今年進学した高1の孫を乗せ、音更へ向かった。運動会の順延は決まっていないという。(2018/06/28 K.K. 1190/1200)

□日時 2018/6/8 □天候 小雨後曇り □交通費 現地分4,670円 □資料 読売旅行社「平成百景を歩く 釧路湿原」2012年3月、14頁 □歩行距離 7km 10,000歩
「通過時間等」自宅6:10-京急三田駅7:01-羽田空港8:00-釧路空港10:00-鳥取分岐バス停10:45-釧路市湿原展望台11:15=サテライト展望台11:35=釧路市湿原展望台バス停12:25-JR釧路駅13:48-同帯広駅17:11-音更娘宅18:00