桜が終わっていた新宿御苑を一周する

 内閣府が主催する新宿御苑桜を見る会の案内があった。旧勤務先から電話があり承諾すると、案内の封書が届いた。昨春の叙勲受章の延長のようだが、先輩達からは聞いてはいない。どんな会か覗いてみるのも話の種になろうと、出掛けることにした。平服オーケーとあるが、久しぶりスーツにネクタイにした。もしかしたら、”そだねー”の選手達にも会えるかもと期待する。

 一万人の花見会へ 都営線新宿三丁目駅に降り御苑新宿門に着くと、既に大勢の招待客で、受付は込み合っている。私は、受付開始時間の830分頃に入園し、一時間程度在園の予定。主に苑内散策を楽しもうと思う。ぞろぞろ進む列に従い、紅白幕内の花見会場へ入ると、ここも招待客の男女が多数屯し、お酒配布のテント前に並んでいる。私も並び、紙コップに酒と記念の枡を貰う。御苑は禁酒で、本日は例外らしいが、そのためかコップの底に極僅か。会の進行もないので、紅白の幕外へ出て日本庭園の方へ歩き出す。高齢者が多く、夫人連れでご婦人方は和服を着用している。家内がいたら喜んでくれたかなと思ってしまった。次第に招待客は少なくなる。茶室で休憩しているご夫婦もいる。上の池では、1人になってしまう。

 1人日本庭園へ 御苑は広い。一万人の招待者でも会場はほんの一画で、騒音も聞こえて来ない。高遠藩33千石内藤家の屋敷跡等、18万坪の広さとある。庭園越しの高層ビルをアングルにし(写真下)、シャッターを切った。都庁舎かと思っていたが、違うビルと後に知った。池に架かる橋を渡る。八重桜は残っているかなと期待していたが、桜は全て終え葉だけ。躑躅や藤、そしてシャガが咲いている。またカップルの招待客に交差し始め、中華風の旧御涼亭から千駄ヶ谷門へ回る。こちらの受付は新宿門とは違い招待客は少ない。鳥達の囀りが聞こえるが、花を終えた桜園地を抜けると左手に、赤色が飛び込んできた。近付くとツツジ山は満開。ミリタリールックの大柄な外人と擦れ違う。映画やテレビでしか見たことがなく、私には違和感。会場周辺では自衛隊制服の方も見掛け、現内閣の好みかと思ってしまった。

早めに退苑 駐車場があり、警備が厳しそう。そろそろ主催者の出番の頃かなと、会場へ近付いたがそうでもないようだ。大木戸門へ寄り、また会場へ戻る。音楽が流れているが、挨拶等が行われている様子はない。テントで、お菓子とお弁当を貰い、10時に退苑し帰宅した。
翌日の新聞によれば、首相挨拶が行われ、梅沢富美男や冬期オリンピックのメダリスト高木美帆選手等も招待され、17,500人参加とあった(18.4.22読売)。                                (2018/05/03 K.K. 1180/1200)

□日時 2018/4/21 □天候 晴 □資料 「新宿御苑 安内図」 □歩行距離 8km 12,000歩
「通過時間等」自宅7:30-神保町駅8:15-新宿三丁目駅8:25=新宿御苑新宿門8:35=花見会場8:45=茶室楽羽亭前8:55=御涼亭9:10=ツツジ山9:25=大木戸門9:40=新宿門10:00=新宿三丁目駅10:15-神保町駅10:26-自宅11:05