関東ふれあいの道栃木県23「ヤシオ咲く庚申のみち」

 今年の秘湯の会は、栃木足尾の庚申山荘泊に決まっていた。関東ふれあいの道だが未踏であり、調べるとコース後半は厳しい登山道で、私には久し振りの本格的な山歩きになる。どの位歩けるか今後の目安にしようと準備した。処が梅雨が続き一度は延期したが、今回も2日目は雨の予報。ザックは最小限の荷物にし、軽くしたが、雨具は入れた。

 足尾銀山平、一の鳥居 宇都宮線久喜駅を8時に出発。今回は会長、百名山男Hさんの3人。車は埼玉から一旦群馬へ入り、渡良瀬渓谷を眺めながら栃木の足尾へ進み、渓谷を離れ銀山平に着く。国民宿舎かじか荘先に車を駐めて、スタート。最近は専ら里歩きで脚に自信のない私は、先行させて貰う。途中で追い越されると想定。左に深い谷川を眺めながら、林道を行く。舗道が砂利道になり、車が追い越して行った。通行禁止の筈で、後に山荘の管理人と分かる。天狗の投げ石と呼ばれる自然の集石地を過ぎると、一の鳥居前で、1時間10分経過であった。腰を下ろし昼食を取っていたら、2人が到着。直ぐ先の庚申七滝へ。狭い沢を激流が走り、流れ落ちている(写真上)。
 山道を上がり続け庚申山荘へ ここからが本格的な上りで、また先行。雨が降り出す前に山荘に着きたい。鳥居前から沢を渡り、石が転がる山道を上がり続ける。傾斜はさほどではない。靴は、登山用もあるが、軽くいつも履いているハイキング用にした。鏡岩で休憩。私にしては順調だろう。ここからは傾斜も増し、岩ゴロ道になる。ストックを使い足場を確かめながら、一歩、一歩進む。沢を離れ、夫婦蛙石、仁王門石を通過し、一層傾斜が増すが山道とはこんなもんだろうとゆっくりと上がる。林上に空が見え始め、先程山荘へ1km地点を通り越した。猿田彦神社跡へ上がって左折し、沢の中のような道をこなすと、山荘が見え始め、庚申山荘であった(写真下)。ザックを下ろし、休憩していると2人が上がって来た。彼らはザックが重く、レトルト食品や飲み物を背負って来てくれた。

 山荘に素泊まり 2人に、関東ふれあいの道コース終点天下見晴は先だから、そこを極めようと促され、山荘を出て奥へ再度歩き出す。20分程で着いたが、鎖付き岩場で、霧で展望もないようで、2人に任せ私は下で待った。
 夕食は会長持参のカレーを食べながら、同宿者と管理人も入り、山の話し。我々持参の酒が切れたら、管理人が日本酒を出してくれた。2階の広い一間で就寝。
 2日目は予報通り雨。会長調理の朝飯を戴き、雨具を着け、また私が先に下り始める。雨に濡れた石や岩は怖く、ストックに頼りながらフラットフットを心がけ慎重に往路を下り続ける。一度の滑り掛けもなく、一の鳥居へ下りて一安心。林道途中で、Hさんに追い付かれ、会長も少し遅れて駐車場到着。かじか荘で、温泉に入り疲れを癒し、昼食をして、帰途に就いた。皆さん有り難うございました。お陰様で無事往復し、今後の山歩き継続に自信になりました。(2019/08/05 K.K. 1272/1300)

◇日時 2019/7/13,14 ◇天候 曇り、雨 ◇交通費 1,140円 ◇資料 栃木県監修「関東ふれあいの道栃木県23 ヤシオ咲く庚申のみち」 ◇歩数等 20,000歩 15km
「通過時間等」自宅6:20-JR板橋駅7:00-同赤羽駅7:10-同久喜駅8:00-銀山平11:30=二号橋11:40=見晴橋12:05=笹美木橋12:20=一の鳥居12:40/13:00=百丁目13:30=鏡岩13:35=庚申山荘14:40  同山荘8:05=仁王門石8:30=夫婦蛙石8:40=鏡岩8:55=一の鳥居9:35=銀山平(入浴、昼食)10:40/13:00-JR桶川駅16:50-同赤羽駅17:25-三田線新板橋駅17:45-自宅18:10