長瀞七草寺に桔梗とオミナエシを訪ねる

桔梗の花を観たいと思い咲く花園等を調べた。以前に武蔵丘陵森林公園で観たことがある(13.7.28)が、同園サイト上では現況は不明。我が家本棚にあるガイドブックより、長瀞の多宝寺にあると知り(JTB「るるぶ花あるき・関東版」2003年、101頁)、観光案内所に尋ねたら、一番花は終わったが二番花が8月中旬に咲くと教えてくれた。

 多宝寺の桔梗畑へ 長瀞には七草寺があり、ネットから「長瀞秋の七草寺めぐりmap」を出力し、出掛けた。真夏のこの時期、特に今年は猛暑続きで七寺は最初から諦め、桔梗の咲く多宝寺の外、場所的にも近いオミナエシのある真性寺を巡る予定とする。冷水の外、帽子、サングラスを持参した。東上線で小川町駅から寄居駅へ出て、秩父鉄道に乗車。最寄り駅野上駅は近く、駅で寺の方向を確かめスタート。踏切を渡り、荒川へ向けて歩く。この道は、昨年事務所ワンゲル部宝登山下山の帰路であった(17.11.18)。大通り交差点を左折すると右手に多宝寺が見え、境内には畑があり、桔梗畑。先ずは本堂前へ行き、ご挨拶に手を合わせる。普通の田舎寺のよう。戻って桔梗観賞。畑に三畝程栽培してあり、花は見頃で、濃紫の花が開いている。しかし、思ったより少なく花々も疎らで、桔梗寺としては物足りない感じ。

桔梗の思い出 私は、桔梗は好き花である。紫の花はケバケバしくなく、品があり優しさもあると思う。子供の頃近所の幼なじみ達と、お盆の時期に少し遠い山へ採りに行き仏前に供え、祖母に褒められたことを思い出した。好きな花だが、あれからは観る機会は少ない。カメラと携帯にも写した。自分の陰も写ってしまったと後に分かった(写真上)。残念。
 大通り交差点へ戻って、荒川高砂橋へ。丁度長瀞ライン下りが見え、今では和舟ではなくゴムボートで、4艘も下ってきた。荒川は増水しており、船頭はいないが、乗客全員救命具を着けている。

オミナエシに囲まれた真性寺 次はオミナエシ観賞に、近くにある真性寺へ向かう。秩父盆地は暑いとは聞いてはいたが、近隣の当地も風もなく汗が滲み出る。長瀞方向へ歩くと途中に寺への案内があり、石段を上がる。オミナエシが飛び込んで来て(写真下)、寺はオミナエシに囲まれていた。また本堂に詣でて、カメラに収めながら花の間を巡る。丈のある薄黄の花は満開で、見応え充分。境内ベンチに休憩し、持参した麦茶を飲んだ。
暑い中これ以上歩くのは止めようと決め、野上駅へと参道を出て踏切を渡り、大通りを歩く。歩きながら、長瀞町の中心は隣の長瀞駅付近ではなく、当地で、近くに役場や郵便局もあると気付く。寄居駅に下車し、晩酌用に、”白扇”を求める。故人となった先輩が好きだった寄居の地酒で、これまでも2,3度買って帰ったことがあった。(2018/08/29 K.K. 1205/1300)

□日時 2018/8/15 □天候 晴 □交通費 2.500円 □資料 長瀞観光協会「秋の七草寺めぐり」 □歩数等 9,000歩 6km
「通過時間等」自宅7:20-東武成増駅7:55-同小川町駅9:03-秩父鉄道寄居駅9:29-同野上駅9:50=多宝寺10:05=高砂橋10:15=真性寺10:30=秩父鉄道野上駅10:58-東武寄居駅11:34-同小川町駅11:53-同成増駅(昼食)12:50/13:10-自宅13:30