里道、里山を歩いた小田急沿線柿生の里

 久しぶりに弟と歩いた。彼が選んだコースは柿生の里で、小田急沿線である。昨年一度計画したが延期になっていた。今回も、小田急柿生駅には、弟が先着していた。我が家からよりは、弟が近い。コースガイドは彼が用意してくれた。

 おっ越し山、月讀神社 柿生駅東口を予定の時間にスタート。弟にリードしてもらい坂道を上がる。当地は里山の間に広がる地域で、坂の上下が多いと知る。坂の途中、柿生中前で石段の里道へ入り、おっ越し山とある。ハイキング向きの小径だが地元の方とも交差する。
 また広い道へ下り行くと、月讀神社への案内を見付け、進入。広い境内に社はあるが人影はなく、我々だけ。参拝しコロナの終息を祈願する。石段を下り、また広い道を先へ進み不動橋を渡り、左に下麻生花島公園を見て、突き当りを右折。
 琴平神社 集落内へ入り、弟に従い山側へ。山麓から振り返ると山間の風景のよう。行き止まりと個人のお宅への道と分かり少し戻って、山裾を行き琴平神社への案内があり、同神社に着く。大きな社を構えているが、儀式殿で、本殿はまだ先とある。江戸期前からの古社で、大きな駐車場があり参拝者が多いことを窺わせる。また手を合わせ、境内にある弁天社や稲荷様も巡る。境内を出て十字路の右先が琴平神社本社の参道。急な石段を目の前にして怖じ気付き、弟へ省略と返事してしまった。彼に貰ったオレンジ類が、高齢者には重い。

 古刹王禅寺 緩い坂道を上がり続け、満開の桜を見付けた(写真上)。ピンクが濃いから河津桜と思うが自信はない。写真は、携帯を出し写した。先ほど、多分駅にカメラを忘れたことに気付いた。王禅寺ふるさと公園へ至り、山腹の園内を巡る。少なくない家族連れが遊んでいる。こちらにも先ほどの桜が咲いている。我々は、遊歩道から山上の王禅寺へと頂を目指す。なんとか寺の境内へ横から入った形で、本堂前へ行き着いた。
 東の高野山とも呼ばれる古刹だが、現在は無住職か。弟と並んで参詣し、境内を見回すとわが国最古の甘柿“禅寺丸柿”の原木と記念碑があった。地名柿生の由来とある。隣の堂宇や薬師堂も巡る(写真下)。歴史が滲み、古刹そのものである。表参道から山門を通って大通りへ出て、バス停を探すと折よく、柿生行きバスがあった。
 駅に着いて、カメラの忘れ物を申し出るとあった。ラッキーで、御礼を申し上げた。駅前で昼食を取った後、駅で弟と別れた。(2021/4/5 K.K.1383/1400)

◇日時 2021/03/16 ◇天候 晴れ ◇歩行距離等 10km 14,000歩 ◇資料 関根茂子「柿生の里散歩道」新ハイキング誌724号88頁「通過時間等」自宅8:30-都営新宿線神保町駅9:15-小田急新宿駅9:30-同柿生駅10:10=月讀神社10:40=下麻生花島公園10:55=琴平神社11:20=王禅寺ふるさと公園11:40=王禅寺12:00=裏門坂バス停12:18=小田急柿生駅(昼食)12:40/13:16-都営新宿線新宿駅14:00-三田線神保町駅14:15-自宅14:50