都心駒込、田端界隈を歩く

 都内を歩こうとして、”東京2時間ウォーキング・山の手編”を思い出し、本棚から引っ張り出した。私がハイキングを続けていると知った旧同僚からのプレゼントであった。以前は節目の記念ハイクには同行してくれたが、最近はご無沙汰である。今回は、約10コース掲載の中から未踏のコースを選び、”田端辺り”にした。スタート駅はJR駒込駅である。本日、天気良くハイキング日和。

 田端銀座へ 三田線を巣鴨駅に降り、山手線沿いに駒込駅を目指した。そう距離はなく高架橋を渡って山手線内へ入り、駒込駅前を通過しコースになった。駅先で右折し、最初のポイント田端銀座へ歩く。都心といっても北区のこの辺りはビル群はなく、低い住宅街が続く。田端銀座入口へ至り、下町の商店街で何故か懐かしく、八百屋や食肉店が両側に連なる間を通り(写真上)、カメラに収めた。八幡坂から八幡神社が次のポイントだが先へ歩くも見当たらない。あったお社は小さな湯殿山神社。道端にある地図を見ると通り越したらしい。銀座入口で左折であった。街角ウォークは時々これがあるから怖く、苦手である。

 上田端神社、日枝神社 近道で修正し、八幡坂を見付け緩やかな坂を上がると左手に神社があり、上田端八幡神社。細長い境内に古木が聳え、田舎の村社のような神社(写真下)。軽く参拝し、坂を上がり切り大通りへ出て右折。板谷波山(陶芸家)旧居跡からポプラ坂を下り日枝神社を探す。戦前ポプラ倶楽部という文士達のテニスコートとクラブあったという。今度は山勘が利いて、住宅間の奥に社が見付かり石段を上がって手を合わせた。

 芥川邸跡に出会う 赤紙仁王通りを田端駅方向へ歩き、東覚寺前へ出て赤紙を貼った仁王様に会い、ここは再訪(08.1.19)と気付いた。自己の身体の痛い部分と仁王様の同じ所に赤紙を貼り治癒を祈願するという。隣が田端八幡神社だが最近建て替えた社のようで省略し、駅前通りを横断して、与楽寺坂へ向かう。想定した先に坂があり、坂途中の大きな寺が与楽寺であった。寺裏へ回り、また山勘でゴールJR田端駅へ狭い通りを右往左往していると、芥川龍之介の邸宅跡の案内板に出会う。300坪の邸宅に大正時代から自殺するまで14年間暮らしたとあるが、現在では小さな住宅が密集するだけ。龍之介は田端文士村の中心であったらしい。切通の駅前通りへ出て階段を降りると、 JR田端駅は直ぐであった。未踏のコースの筈であったが、赤紙仁王は二度目で、近くでは、全く新規なコースを歩くことは、難しくなった。2018/02/27 K.K.1164/1200                         

□日時 2018/2/8  天候 晴 □交通費 130円 □資料 薮野 健「東京2時間ウォーキング・山の手編」2002年、75 □歩行距離 7km 10,800

「通過時間等」自宅10:20-三田線巣鴨駅10:55JR駒込駅前11:15=田端銀座11:25=上田端八幡神社11:40=日枝神社11:55=赤紙仁王様12:00=与楽寺坂12:05=芥川邸跡12:20JR田端駅12:27-三田線巣鴨駅12:40-自宅13:10

 故郷の読者S先生・歌人のお便りからです。“演技終え右足首に感謝するとひざまづきたり羽生選手は”有り難うございました。