以前収集していた資料から、都内江東の門前仲町付近の社寺や史跡を歩くコースを見付け、その内にと思っていた。2月も末になり、湯島天神で開催される恒例の生花展案内が今年もあり、生花鑑賞後、大江戸線で門前仲町行きとした。このため、展示会開始直ぐが良いだろうと早めに家を出た。
湯島天神へ 大江戸線本郷三丁目駅から湯島へ坂を下り、右折し参道へ入ると、今年は人出が少ない。時間が早いからだけではないようだ。天神様拝殿前も参拝者は疎らで、北海道の孫高校受験合格を祈願した。そちこちでお願いしたがここは学問の神様で肝心である。これまでも4人の孫達のことをお願いし、叶えて貰った。隣の参集殿へ入ると、友人Tさんがおられ挨拶し、作品を紹介して貰う。ご自分の生花には必ずしも満足されていないような口振りだが、私にはそこまでは理解できず、カメラに収め、一回りして会場を後にし、大江戸線上野御徒町駅へと歩いた。
富岡八幡宮から八幡橋 門前仲町駅から地上へ出て、深川公園、深川不動尊へと歩く。園内には純白なハクモクレンが咲き美しい。満開である。その先が富岡八幡宮で、横から社殿前へ出て参拝。裏の横綱力士の碑を眺め、当社は二度目を確信する(01.9.30)。江戸期勧進相撲が行われた記念碑とある。境内を裏へ抜け、八幡橋を探す。想定の地にあり、都内最古の鋳鉄製橋で、重文という。1878(明治11)年中央区楓川に架けられその後移設された橋である(写真上)。
下町街をウロウロ 大通りを横断し下町商店街裏の住宅街へ二社巡りだが、住吉神社はなんとなく見付かる。大横川を渡った住宅の間の小社で、佃島にある住吉神社の分社らしい。次の黒船稲荷へは手間取ってしまった。所在地の番地からアプローチしたが、住宅街をウロウロし、二度尋ね隣の地区と分かり、ようやく探し当て、手を合わせカメラに収めた。鶴屋南北宅跡を確かめるのを忘れたが、そのような案内はなかったと思う。
明治丸そして永代橋 次の重文明治丸へは間違えず辿り着く。晴海運河に繋留してあると思っていたが、商船大学(現東京海洋大学)キャンパス内陸上に保存されていた。相生橋手前から戻り大学正門から入って、見学。明治初期イギリスに発注した灯台巡視船で、北海道巡行の際には明治天皇も乗船されたという。横から前へ回って見上げ(写真下)、2,3度シャッターを切った。
大通りへ出て、最後のポイント永代橋を目指す。門前仲町交差点を左折し行き、橋袂付近に、吉良邸から引き上げる赤穂浪士休息の地碑がある筈で、史跡は分かり易いと思っていたが、探せないまま橋へ至ってしまった。隅田川に架かる近代的な橋で、橋上からはスカイツリーが正面に見える。バスで門前仲町駅へ戻り、本日の散策をお終いにした。(2020/03/22 K.K. 1317/1400)
◇日時 2020/2/29 ◇天候 晴 ◇交通費 シルバーパス ◇資料 東京都「東京文化財ウォーク」2019年91頁 ◇歩数等 17,000歩 12km 「通過時間等」自宅9:25-都営春日駅9:58-同本郷三丁目駅10:05=湯島天神10:15/10:30=都営上野御徒町駅10:48-同門前仲町駅11:05=富岡八幡宮11:15=八幡橋11:25=住吉神社11:40=鉄砲稲荷神社12:10=東京海洋大学・明治丸12:25=永代橋12:55=同バス停13:05-都営門前仲町駅13:22-同春日駅13:42-自宅14:15 |