テレビの旅番組であったと思うが、数年前常陸三名社巡りを観て、酒列(サカツライ)磯前神社、大洗磯前神社を知り、そのうちに参拝したいと思っていた。茨城県阿字ヶ浦町と大洗町にあり太平洋寄りで、アクセスが良くなく、後回しになっていた。御岩神社は、偶々少し前に訪ねていた(17.12.9)。
樹木のトンネル参道酒列磯前神社 常磐線特急を水戸駅の次の勝田駅に降り、ひたちなか海浜鉄道に乗り換え、最寄り駅磯前駅へ向かう。子供達が幼い頃、阿字ヶ浦へ海水浴に来た時乗ったと思う。工場地帯から田園地区を走り、磯前駅に下車。案内はなく一度尋ね、集落内で左折した先が参道口であった。参道は亜熱帯樹林に覆われたトンネル(写真上)。樹齢300年の椿やタブノキ、スダジイ等の下を行く。
最奥に本殿、拝殿が鎮座し(写真中)、静かな中参拝。856(斉衡3)年創建の古社。変わった社名は、醸造の神、酒の神とあるが由来はない。私の節酒や禁酒には関与しないようだ。奉納された地酒の樽を並べた社殿があり、“白鹿”が目に付いた。灘ではなく当地石岡のもので、商標が被っていることを思い出した。また、社叢のトンネルを戻った。途中の裏参道に海の見える鳥居があり寄ると、阿字ヶ浦港が覗けた。
参拝者が多い大洗磯前神社 ひたちなか海浜鉄道磯前駅から那珂湊駅へ出て、タクシーで大洗磯前神社を目指すが、運転手は道路が混んで行けないとの返事。大回りして貰うことになり、那珂川上流の橋を渡り迂回して大洗へ入り、神社下に降りた。当社は土産店等もあり参拝客も多く、大社のよう。先ずは海岸へ出て、神磯の鳥居を眺める。意外に小さい鳥居だがカメラに収めた。
大鳥居から高くて広い石段を上がって(写真下)、大洗磯前神社拝殿前に進み、他の参拝者に交じって手を合わせる。酒列磯前神社と創建時を同じくする兄弟社のようだが、規模、否格違いにも見える。黄門様も崇拝し、“あらいその岩にくだけて散る月を一つになしてかへる月かな”と詠んだとある。
参拝者用バスも往復する裏参道の坂を下り、バス停でバスを待つ。通りは相変わらず混んでいて、バスは来きそうもない。反対側のバス運転手が声を掛けてくれ水戸駅行きで、乗車。お陰で、早めにJR水戸駅に着き、弁当と地酒を求めたが、石岡白鹿はないと言われた。品川行き特急に乗り、呑み鉄を開始した。(2022/7/14 K.K. 1463/1500)
◇日時 2022/06/26 ◇天候 晴れ ◇交通費 JR東日本大人の休日俱楽部パス+列車、バス、タクシー代3280円 ◇資料 大洗磯前神社へのアクセスマップ外 ◇歩行距離等 11,000歩 8㎞ 「通過時間等」自宅7:40-JR上野駅9:00-ひたちなか海浜鉄道勝田駅10:43-同磯前駅11:07=酒列磯前神社11:25/11:50=磯前駅12:07-那珂湊駅12:20-大洗磯前神社12:40/13:20-JR水戸駅14:27-同上野駅15:38-三田線巣鴨駅16:00-自宅16:30 |