生口島(イクチシマ)の瀬戸田バス停に降りた。瀬戸内の小島で、しまなみ海道が貫き、目の前が多々羅大橋。晴天下マリンブルーの海は穏やかに広がり、白い橋梁、高い塔、長いケーブルは瀬戸内に架かる大橋である(写真上)。いよいよ海道を歩く。今朝、児島の宿泊先から岡山駅へ出て、新幹線を福山駅に降り高速バス案内所で、歩くには多々羅大橋が良く瀬戸田バス停降車と教えて貰った。暑さに備え水を持ち、濡れタオルも準備した。
多々羅大橋を歩く 瀬戸田バス停は島端で、直ぐ大橋。歩道は橋へ続き、歩くのは私のみ。橋に至り左の側道は狭いが歩くには支障はない。目を海に転じれば、静かな海の上に小島が点々としている。大勢の中学生が自転車で追い付き、元気よく次々と越して行った。学校の行事だろうか。右の車道を走る車は多くはない。反対側からの歩行者に出会うが皆高齢者。
空、海、そして緑の小島と開放感一杯のハイキングは、微かに吹く海風を頬に受けながら、順調に行く。橋上に若者達が固まっていた。広島、愛媛の県境でその標識を入れ写真撮影中。次の大三島が近付き半分は過ぎたろう。中学生自転車隊も渡り終え、先生の指示に従い橋を出て、坂を下りているのが先に見える。私も、約30分程で大三島へ渡り終え坂道を下り、少し歩くと道の駅。先が伯方島が近いらしい、同塩は知っていたが。
ここからは路線バスとし、弁当を求める。バス停を探すと直ぐ今治行きバスが来た。運転手に、来島海峡大橋を歩きたいと伝えたら、馬島バス停からと返してくれた。小島かと思うような山中や集落内を走り、海峡大橋の途中で停まり運転手が降車を合図してくれた。 来島海峡大橋を今治へ 馬島バス停に1人降り、待合所で昼食。道の駅で急ぎ求めた焼きそば弁当を食べ、四国へ向け歩き出した。多 々羅大橋と同じく左の側道を歩いていたら、反対側から声が掛かった。道路管理人らしく、歩行者は右側通行という。仕方なくバス停迄戻り、エレベーターで下り反対側へ渡った。注意書きはあったが見逃していた。
橋は来島海峡の上。海の色は濃く、流れも見える程。同海峡は激しい潮の流れで有名と思い出した。大きな船の往来も見える(写真下)。右手海中にポツンと灯台が建つが岩礁があるのだろう。四国愛媛は目の前となり、山々も近い。多々羅大橋と違い渡る人や自転車は希。四国側へ着くと橋というよりは、高速道路が左へカーブし今治へ向け始めた。今治迄は距離があり、取付通路ループ橋から一般道へ出ようとしたが、長く大回りす坂のループ橋。事前調査ではJR予讃本線波止浜駅が近い筈と、探すが方向も良く分からない。バス停があり直ぐバス来る時間で、ラッキーにも今治駅へ行くと聞き、乗車。
本日は、しみなみ海道多々羅大橋、来島海峡大橋を歩いて、明日は四万十川。今夜泊まる宇和島へ行くべく、今治駅で松山行き電車を待った。(2017/06/13 K.K. 1114/1200)
◇日時 2017/5/28 ◇天候 晴 ◇交通費当日分 3,940円 ◇資料 瀬戸内しまなみ海道振興協議会「瀬戸内しまなみ海道」2016.3 ◇歩行距離 14km 19,000歩
「通過時間等」宿泊先7:50-JR児島駅8:21-同岡山駅9:55-同福山駅前10:00-瀬戸口バス停10:50=大三島11:25=同道の駅バス停11:58-馬島バス停12:45=今治市営住宅前バス停13:38-JR今治駅14:51-同松山駅16:32-同宇和島駅17:50-宿泊先18:00