桜草咲く田島ヶ原から秋ヶ瀬公園へ

 桜、ニリンソウと春から初夏へは花咲く季節で、次は桜草やつつじ、紫陽花と続く。私の里歩きには、四季の花巡りがありこれまでも多く歩いている。桜草と言えば埼玉浦和の田島ヶ原が自生地で、数回訪ねて桜草を愛でている。近くに住まうSさんから開花しているとメールを戴いた。今年のこの時期は花友を誘う状況にはなく、いつもの通り一人である。

 電車で西浦和駅へ JR板橋駅から埼京線に乗り武蔵浦和駅で、武蔵野線へ乗り換え西浦和駅に降りスタート。駅でアクセスマップを入手した。これまでは、我が家から荒川の左右の堤上を約2時間歩いて来たが、もうその元気はない。大通りへ出て荒川方向へ左折し前方に水門施設が見え始め、緩い坂を越すと左下の草原一帯が田島ヶ原。
 水害を受けた桜草 今年も、保存会の方が出ていて案内している。期待して、観察コースへ入る。草原の野草に交じりピンクの花は咲いてはいるが、ポツリ、ポツリと僅かである。桜草を拾いながら遊歩道を進むも、カメラに収めるには物足りない。タンポポは何処でも元気である。細長い五葉の白い花はチョウジソウと知る。
 最近数年の間に二度程大洪水に見舞われ、保存会の方々の手入れで回復しているようだが、最盛期には程遠く、国指定の特別記念物の面影は薄い。草原内を覗きながら大回りし、入口付近へ戻ったら桜草の密集箇所に出会う。濃いピンクの花が咲き揃い美しい(写真上)。シャッターを切った。

 深い森の秋ヶ瀬公園 今回は、田島ヶ原から隣の秋ヶ瀬公園へ踏み入れる。河川敷内なのに思った以上の深い森で、自然の中の散策路を行く(写真下)。高い木々が聳え、荒川の流れは大分先のようだ。野鳥の池から野鳥の森へと森の中の道が続く。カメラを抱えた高齢者は鳥を狙っているのだろう。私には鳥の声は聞こえない。歩きながら、近所の人達と家族で当公園へ来たことを思い出した。子供が小学生の頃であったが、もっと上流だったと思う。森を出て、案内板で現在地を確かめUターン。テニスコートやサッカー場がある地から堤へ上がり、田島ヶ原へ戻る。堤内右下はゴルフ場で、確か浦和新日本CCの筈。帰路はバスで武蔵野線駅へ出ようと決め、右手を見るとバスが近づいている。急いでバス停へと走ったら、転倒。道路の段差に躓き両手で受けたが、バスは行ってしまった。右手が打撲したらしく、鈍痛が残っている。この程度で済んだのは右手のお陰と、鎮痛用パスにお世話になっている。(2021/5/1K.K.1389/1400)

◇日時 2021/04/12 ◇天候 晴れ ◇交通費620円 ◇歩行距離等 11km 15,000歩 ◇資料 昭文社「埼玉県道路地図13」
「通過時間等」自宅8:45-JR板橋駅9:29-同武蔵浦和駅9:49-同西浦和駅9;55=田島ヶ原10:20/10:40=秋ヶ瀬公園11:05=田島ヶ原バス停11:55-JR中浦和駅12:10-三田線新板橋駅12:40-自宅13:10