板橋宿から石神井川、川越街道へ

 1ヶ月前、平尾宿から板橋宿を歩いた時、仲宿の脇本陣跡を探せなかったが、その後跡地の位置が分かった。それに、歩き残した中山道を渡った先の智清寺や日曜寺を訪ね、旧川越街道を下り、平尾宿へのコースを思い付いた。三田線で近いので、直ぐ出掛けられる。暑さが増す前にと、いつもより早めにした。

 仲宿脇本陣跡は案内だけ 三田線を板橋区役所前駅に降り、真っ直ぐ進んだ先の板橋宿仲宿通りへ出て、旧中山道を歩く。遍照寺前から本陣跡を確かめ、次の小路で左折。前回は脇本陣跡は旧中山道に面していると思い探したが、小路奥と分かった。ビル前庭に案内があり(写真上)、脇本陣跡の明示はないが、名主屋敷跡との説明。そのまま直進し、現中山道を渡ると直ぐ先に氷川神社参道があり、細長い境内で参拝する。富士塚は以前も眺めたことがある。少し歩くと石神井川で、釣り堀公園では釣り糸を垂れている人も見える。

 石神井川から川越街道 藍染め橋を渡り閑静な住宅街で、奥に室町創建の古刹智清寺、少し歩いて日曜寺で、軽く手を合わせる。日曜寺は吉宗の子孫田安家の信仰厚く、山門額は田安家出の松平定信書とある(写真中)。区内の大和町から双葉町だが初めての地で、板橋としては高級住宅街か。また氷川神社があり立ち寄り頭を垂れ、疫病退散をお願いした。
 石神井川へ出て、日陰を求め川沿いを行く。東上線高架下から現川越街道が見始めた地へ至り、下頭橋と六蔵祠。僅かな賽銭を入れまた同じお願いをした。前の通りが旧川越街道で、左手に豊敬稲荷があるが、記憶がない。大分前にこの通り歩いたと思う。通り二本先に轡神社があった。奉納された草鞋で思い出した(写真下)。家康が休息し残された馬の轡を祀ったとある。前回は雪があったと思う(01.1.28)。

 大山商店街で混乱 現川越街道へ出て、大山商店街手前にお福地蔵案内を見て立ち寄るも見え覚えがない。大山商店街へ戻り、今回もコース後半で区役所は近い筈と、各店舗を眺めながら大きなアーケード街を進む。最近はご無沙汰だが、2,3度は訪ね見覚えのある店もあるよう。
 処が、東上線踏切から大山駅へ至り、区役所付近ではない。何処で間違えたかと戻るも、不明。偶々お巡りさんに出会い教えて貰う。区役所は踏切を渡ったもっと先という。混乱である。大山商店街は長く、私が知る商店街は大山駅迄の区役所側の一画に過ぎず、商店街は駅を越し川越街道へと続くと知った。近道と踏切を渡り養育院。現在は大きな病院だが明治期に救民施設として設けられ、初代院長が渋沢榮一で、大きな銅像があり見上げた。ここからは土地勘が戻り、グリーンセンター、税務署から山手通りを渡り区役所前で、今回はゴールにした。(2020/07/28 K.K. 1337/1400)

◇日時 2020/7/2 ◇天候 晴 ◇資料 板橋区くらしと観光課「観光いたばしガイドマップ」◇歩数等 15,000歩 11km 
「通過時間等」自宅7:40-三田線区役所前駅8:00=仲宿脇本陣跡8:15=釣り堀8:30=智清寺8:40=日曜寺8:50=下頭橋・六蔵祠9:15=轡神社9:40=大山商店街10:00=養育院10:15=三田線板橋区役所前駅10:30-自宅10:55