御嶽山を仰ぐ 御嶽山を正面に見て(写真上)、その雄大さを実感している。主峰剣ヶ峰(3,067m)は左右に裾を引き、山肌が全面に広がっている。御嶽の麓田の原へ上がり王滝登山口で、晴天の青空の下昨日叶わなかった展望を、驚きながらも楽しんでいる。剣ヶ峰には山小屋らしきものが見える。シャッター切り続けたが、大御嶽を捉えたであろうか。
再度王滝口へ 本日木曽山中の二日目、期待通り天候は良い。御嶽山を眺め全容をカメラに収めたい。私の願いを察してくれたSさんは、また田の原王滝登山口へハンドルを切ってくれた。昨日往復したが、道路の左右はスキー場で、今は秋の草原でロッジも閉まり、閑散としている。王滝口には数台の車があり、本日も登山者がいるようだ。山頂へ向け、直線的な登山道も薄っすらと見える。
北アを遠望 Sさん、反対側の三笠山(2,256m)に登り更なる展望をという。意外と簡単に山頂神社へ着いたが、周囲はしらびそ林で展望はない。途中のスキー場リフト小屋付近へ出て、御嶽山の右奥を見やると、遠く遥かに高山を望み、北アルプスの穂高らしい(写真中)。吊り尾根右手は前穂だろう。その先には槍もあるようだ。Sさんはこれが主目的と言い、一眼レフを覗いている。手前左手の高山は乗鞍と教えてくれた。私もカメラを出し望遠にしたが、自信はない。
木曽福島へ向け山麓を下る。深い森の中の曲がりくねった狭い道路。現在も土日や夏季には登山バスが走っているようだ。
御嶽信仰 新滝の案内を見ると直ぐ下が清滝で、停まった。滝は道路右上だが、急坂で少々難儀する。渇水期なのに幅広の滝一杯に流れ落ちている(写真下)。御嶽修験道の滝行場で、現在も行われ更衣室がある。隣の不動明王に手を合わせ、下から漠流を眺めた。更に下ると、御嶽神社里宮で、私は参拝したいとお願いしていた。都内近郊を歩いていると時々御嶽神社に出会い本宮へもと関心が向いた。奥宮は無理で里宮にした。石段が380段と知り、少々ビビッたが、見上げるとそう急ではない。何とか上がり切り頭を垂れ、コロナ終息と孫達の健康等をお願いした。
御嶽神社や先程の滝行場は御嶽信仰が盛んな証だが、麓の道路両側に建つ霊神碑の数には驚いた。薄い石碑だが一箇所に数百重なり、それも道沿いに数か所に建っているのが車窓からも確かめられた。死後、魂が御嶽山へ還ることを願い建てられたものと知った。富士信仰も厚いがそのような碑はないと思う。本日の予定は無事終え、木曽福島の中山道へ出て、中央高速へ向け、車は木曽谷を走った。(2020/10/24K.K.1354/1400)
◇日時 2020/9/28 ◇天候 晴れ ◇歩行距離等 6km 7,000歩 ◇資料 木曽観光連盟「木曽路ガイドマップ」2020.4「通過時間等」宿泊先7:35-田野倉王滝口7:50-三笠山8:15-清滝9:20-御嶽神社里宮9:50-諏訪湖畔(昼食)11:35/12:20-高島平自宅15:00 |