平成の大修理がなった日光東照宮を拝観

鬼怒川会合の翌日、私は会津の塔のへつり行きを予定していた。東武鬼怒川線の先で往復可能と思っていたが、会津は予想以上に遠く、早朝出発が必要のようで、断念せざるをえない。そうしたら、他のメンバーが日光東照宮へ行くと知る。平成の大修理中であったが、現在は拝観可能という。私も、同行させて貰うことにした。

日光東照宮と修学旅行 東武日光駅からバスに乗車。東照宮は何時以来かなと想いを巡らしたが思い出せない。神橋を見て、バスは、隣の二荒山神社前に着いた。先ずは石段を上がり同神社に参拝。家光を祀った神社とある。私は秀忠と思っていたが、違っていた。杉林の下を歩いて東照宮前へ。

 私が日光東照宮を知ったのは、昭和20年代半ば頃で、神奈川の遠い親戚の方が修学旅行後絵葉書を送ってくれた。寺や彫刻の白黒写真の絵葉書だったと思う。当時から日光は修学旅行先で、兄もそうであったが私は箱根であった。現在でも、小学生の東京の孫達は日光で、お土産を貰ったことがある。本日も修学旅行の団体が見られる。

陽明門、家康廟、本殿 受付には、大勢の観光客が列をなしている。拝観券を求めて、表門から内部へ。周囲の建造物を眺めると記憶にあり、初めてではない。また石段から陽明門へ。大修理を終えた筈だが、煌びやかさは相変わらずで私には良く分からない。眠り猫の彫刻の方向へメンバーの後に付いて行く。欄間に彫られた猫は彩りがはっきりし修理済みを窺わせる。

更に進んで家康墓がある奥宮へ進む。急な石段が続き、皆の後をゆっくりと追う。私は石の墓と思っていたが、宝塔。初めて見たのであろうか。大社前へ戻って本殿へ上がり、参拝後お祓いを受ける。一度に2,30人一緒で、外人も混じる。初めての経験。今後少しは良いことがあるだろうか、否悪いことが避けられるかであろう。

陽明門を内から眺め改装されたように見え(写真上)、カメラに収めた。メンバーに三猿の彫刻を教えてもらう。これも有名だと思い出し、カメラを向けた。やはり彩りが鮮やかで修理がなされたことが分かる。

写真の出来は? 東照宮を出て、また杉林の下を通り二荒神社前へ着くと、バスが待っていた。駅へ戻り、東武電車で帰途に就く。車中、デジカメの写り具合を確かめると、眠り猫はぼやけて失敗だが、三猿ははっきりと写っていた(写真下)。猫は他人の肩越しに急いだからだろうか。残念。

それにしても、約400年後も、外国人を含め大勢の大衆達が訪れると家康は予想していたであろうか。未だ家康を好きになれない私も、改めて彼の偉業を評価すべきなのだろう。(2017/07/07 K.K. 1120/1200)

◇日時 2017/6/18  ◇天候 晴 ◇交通費 5,420円 ◇資料 読売旅行「平成百景を歩く 日光の社寺・杉並木」42頁 ◇歩行距離 5km 7,000歩
「通過時間等」宿泊先8:50-東武鬼怒川駅9:21-同日光駅10:10-二荒山神社10:35=東照宮10:50=家康廟11:15=本堂11:30=二荒山前12:00-東武日光駅12:30-JR北千住駅15:40-三田線巣鴨駅16:00-自宅16:30