寺社を巡り、汐入公園を訪ねる

 荒川区にある汐入公園を知ったのは、入谷から南千住へ浅草国際通りを歩こうとした時である。隅田川沿いに広がる比較的新しい公園で訪ねようと思った。地図で見ると、付近には寺社がある。地下鉄日比谷線三ノ輪駅から歩き出せば里歩きハイクにはなるだろう。

 三ノ輪から白髭橋へ 地下鉄大江戸線を上野御徒町駅で日比谷線に乗り換え、三ノ輪駅に降りた。乗換が私の記憶と違い距離があり戸惑った。地下から明治通りへ出て、直ぐ目黄不動尊。通りに面し参拝。寺院かと思っていたが、お堂だけの小さなお不動様。江戸期から五色不動がありここはその一つで、御成街道沿いの本駒込に目赤不動があったと思う。 
 明治通りを歩いていると思っていたが地名が違い、正面のスカイツリーも大きくなって来る。地図を見直し戻る。左折を見逃していた。隅田川白髭橋が次のポイントで、ようやく橋が見え、手前を左折。

 石濱神社、汐入公園 広い一画だが家屋や高いビルもなく、都内では珍しい開発途上の地区のよう。汐入公園は平成18年に出来たとある。そんな地域の入口に石濱神社があった(写真上)。江戸期からの古社の筈で、社殿は新しいが、境内の石碑が歴史を示している。業平の都鳥歌碑があると案内があり、探したが見当たらない。古い石塔の一つがそうらしい。私は、言問橋付近がご当地と思っていたが、業平は白髭橋辺りで詠んだらしい。
 隅田川堤を歩く。川面に船が浮き、振り向けばスカイツリー。左手下が汐入公園で、堤を降りる。最近の都市型公園らしく、遊具を備えた広場やバーべキュー広場が目立つ。テニスコートはあるがグランドはない。周囲を近くの中学生達が集団で走っている。期待した樹林帯はなく街路樹程度(写真中)。公園を過ぎ、高層住宅街の先に、胡録神社があった。川中島の戦いで敗れた上杉方武将が落ち延び定住して、祀ったとある。聞いたことのない神社名で、手を合わせた。胡録は、矢を入れて携帯する武具という。

 芭蕉矢立初めの碑を知る 南千住駅から三ノ輪橋駅へ向け、日光街道へ出たいが距離がある。右手の隅田川から離れると日光街道へ至り、素盞雄神社が見え、立ち寄る。再訪で、社殿右に芭蕉句碑があるのは知っていた(写真下)。1820(文政3)年千住の文人達が建立した奥の細道への矢立初めの碑とある。いわゆる千住論争で、荒川区側が芭蕉旅立ちの地を南千住とする根拠だろう。私は句碑の一つと思っていたが違っていた。バスを待って、三ノ輪橋まで乗車し、帰途は都電荒川線とした。(2022/1/5 K.K. 1426/1500)

◇日時 2021/12/03 ◇天候 晴れ ◇交通費 160円 ◇資料 昭文社「東京都市図25
千住、30立石」2004.4版 ◇歩行距離等 15,000歩 11㎞ 
「通過時間等」自宅8:50-大江戸線春日駅9:30-日比谷線仲御徒町駅9:49-同三ノ輪駅10:00=目黄不動尊10:05=石濱神社10:45=汐入公園10:55=胡録神社11:20=素盞雄神社11:40-都電荒川線三ノ輪橋駅12:00-三田線西巣鴨駅13:06-自宅13:30