富良野線を乗り切り孫達が住む音更へ

 夏になり、今年も渡道を計画。北海道は夏季に観光地を結ぶバスの便が良くなり、待っていて7月末から8月にした。処が高2の孫のアメリカホームスティに重なってしまった。ご免なさいをして、計画通りにした。旭川から富良野線で富良野を経て、根室本線に乗り換え新得へ出て、帯広にした。JR北海道乗り鉄である。

 旭川から富良野線で美瑛へ 旭川空港から旭川駅へ出るのは何年ぶりだろうか。長女達が美深に住んでいた頃は数度経験している。旭川駅は建て替えられて近代的な駅になっていた。最初の美深行きの時、家内と地下の食堂で、珍しい鯖味ラーメンを食べたのを思い出した。
 一台前の美瑛行きに乗れ(写真上)、旭川駅を出たディーゼル車は、郊外住宅地の小さな駅停車を繰り返して走り、程なく両側が畑地になり、この時期トウモロコシ畑が広がっている。白い花は蕎麦か。背が低いように見える。先程降りた空港が左手奥の地を通り、林の中を走り美瑛駅であった。旭川駅美瑛駅間は初めての乗車。駅前は二度目で見覚えがある。前回は新得駅、富良野駅からで、新栄の丘とケンとメリーの木を往復し、バスで旭川空港であった(14.7.20)。飲み鉄用に地酒男山を求めた。
 富良野行きに乗り継ぎ、林を出て、右手にラベンダー畑を見ながら、列車は富良野駅へ走った。もう花の時期は過ぎ、臨時駅での乗降も少ない。富良野駅構内で昼飯にし、案内所で情報を得たが、北の国からの展示館は閉鎖されていた。五郎の家は徒歩では無理な位遠いと分かった。

  代行バスで狩勝峠を越す 根室本線東鹿越駅新得駅間は3年前の台風被害で不通になり、現在バス代行とは知っていた。山中へ入り東鹿越駅に下車しバスへ。バスは山村にある幾寅駅、落合駅に寄り僅かな客を降ろし、坂を上がり続ける。美瑛を歩いた時一度新得駅から富良野駅へ乗ったが、この辺りの根室本線はジャングルのような深い森の中の沢沿いを走ったのを思い出した。台風被害と復旧困難は分かるような気がする。
 峠は狩勝峠で、一度は訪ねたいと思っていた。長い下りを経て、新得駅に着き(写真下)、待っていた帯広行きに乗る。新得は、我が故郷東根と縁があり、明治期の最初の入植者が東根からの13戸で成功し、現在では姉妹都市という。今年東根市長に聞いたら、数回訪問していると答えてくれた。蕎麦が名産で、駅構内の製品展示のショウケースは蕎麦が中心で、カメラに収めた。
 帯広は近く、十勝清水駅、芽室駅から、孫達の父が通った高校のある西帯広駅を過ぎ、下車駅であった。音更へはバスも予定したが、娘が車で迎えてくれた。この度は孫達の同乗はなく、初めてのことで成長の証しであろうか。(2019/08/21 K.K. 1275/1300)

◇日時 2019/7/31 ◇天候 晴 ◇交通費 青春18切符3 ◇資料 ふらの観光協会「富良野・美瑛広域観光まっぷ」令和元年年6月  ◇歩数等  7,100歩 5km
「通過時間等」自宅5:45-三田駅6:30-羽田空港7:30-旭川空港9:55-JR旭川駅10:39-同美瑛駅12:08-同富良野駅14:19-同東鹿越駅15:13-同新得駅16:35-同帯広駅17:10-長女宅17:50