夏の十勝士幌に孫達と遊ぶ

 音更東士幌の長女宅滞在2日目、こちらも30℃を超し暑いが蒸し暑さはなく、夜は過ごしやすい。本日は、車で案内するから行きたい所はと聞かれたが、少し考えて、”富良野の五郎の家”と言ったら、遠すぎるという。層雲峡の方が近いと言われ、距離感覚が分からない。お任せにし、孫3人と車に乗った。

 ナイタイ高原牧場へ 東士幌の河田牧場を出た車は、牧場に点在する酪農家の間を北上していると思うが、私には同じ風景が続き、何処を走っているか分からない。もう10回程は来ているが、広大な十勝の牧場風景に惑わされている。山へ近付き、山腹に切られた舗道を上がる。左右は高原牧場だが、牧草地に牛や馬の姿は見当たらない。そうしたら一本の木下に、牛10数頭程が丸く固まっていた。牛達の暑さ凌ぎという。河田牧場の牛達も暑さで、乳の出が落ちていると聞いた。ナイタイ高原牧場のテラスに着き、眼下に綠一色の高原を眺めながら、孫達とご当地アイスクリームを食べる。久し振りのアイスクリームは美味しい。ミルクが違うのか。標高800mの山腹だがそう涼しいとは思わない。
 全貌を現したタウシュベツ橋激 次は、上士幌糠平のひがし大雪自然館。名前を聞いて二度目と思い出した(09.6.13)。同じメンバーであるが、今回は長孫が留守でいない。羆やエゾシカの剥製があったと思う。館は改装されて、位置は違っていたが再会した。記憶と違い剥製は少し小さいように見えた。孫達も中学生2人と小五で静かに観ている。一回りし、館を出た。私は、此処まで来たら、タウシュベツ橋は近い筈と是非にとお願いし、回って貰った。旧国鉄士幌線の鉄橋であったがダム建設で線路が付け替えられて、放置された橋。糠平湖ダムの水位で見え隠れすることで人気になり、一度孫達のこちらのお祖父さんに案内して貰ったが、僅かしか見えなかった(12.7.17)。夏場の渇水期に期待。舗道沿い駐車場に降り、原生林下の小径から湖畔へ出た。樹林の間から覗くと、幻の鉄橋は全体が姿を現していた(写真上)。慌ててズームにし、シャッターを2,3度切った。そんな私の側で、孫達はクール。復路で、代わった士幌線跡を跨いで舗道へ出た。

 孫達と山ノ湯を楽しむ 糠平温泉で入浴。古い木造旅館で、風呂場も板張りの如何にも山ノ湯らしい(写真下)。丁度良い加減で、我々だけで温泉を楽しんだ。嘗ては永六輔達文化人の句会も開かれたとあり、色紙等が飾ってあった。
 最後に、上士幌鉄道資料館に入館。再訪で、孫達と資料を見学。1925(大正14)年に地元の大歓迎を受け開通したが、1987(昭和62)年廃止された。森林伐採、木材の積み出しに活躍したようである。帯広まで繋がり、孫達の祖父母やその兄弟達も通学に利用していたという。長孫は、帯広の高校へはバス通学である。帰宅後、隣の祖父母宅でジンギスカンをご馳走になり、麦酒はサッポロClassicであった。(2019/08/23 K.K. 1276/1300)

◇日時 2019/8/1 ◇天候 晴 ◇資料(株)カーチ「ナイタイテラス」、上士幌町「ひがし大雪自然館」2016、上士幌町鉄道資料館「心に士幌線は走る」◇歩数等 8,000歩 6km
「通過時間等」K宅11:30-ナイタイテラス12:30-ひがし大雪自然館13:30-糠平湖14:10-糠平温泉中村屋(入浴)14:30/15:25-上士幌鉄道資料館15:35-K宅16:50