大雄山最乗寺を再訪し奥の院参拝をする

 最近山歩きは少なくなり、里歩きでも史跡や社寺巡りも多くなっている。加齢に加え、毎週コンスタントに歩く都合だろう。興味はそこそこあり、交通の便も良く、歩いても翌週へ持ち越す程ではない。小田急沿線から少し離れた南足柄にある大雄山最乗寺(04.5.23)を思い出し再訪することにし、最近ご無沙汰の花友へ声を掛けたらOKが出た。

 金太郎像が出迎え 10時小田原駅に待ち合わせ、同駅発大雄山線に乗車。私は二度目だがBさんは初乗車という。終点大雄山駅に降りると、駅前に金太郎が鉞担いで熊に跨る像がある(写真上)。バスで最乗寺へ。門前町から森の中の坂道を上がる。終点には土産店数軒あり、降りて歩き出す。早速参道石段が続く。深い山中に杉の古大木が並び、古刹、霊場の雰囲気十分。現在ではパワースポットというのだろう。2人でゆっくりと上がる。グループ一行はハイキングか。
 古刹はパワースポット 本寺は、曹洞宗に属し了庵慧明禅師開創以来600年の古刹で、修業道場でもあり、関東の霊場として知られ、境内山林130町歩、堂塔30以上にも及ぶとある。先程来、ひしひしと霊気を感じているのは我々だけではないと思う。
 仁王門から更に石段を上がり続ける。記憶にある境内へ至り、グループとは別に右折し瑠璃門から書院前へ上がる。そして、本堂へ。堂内に入った参拝者もあり、我々も続いて参拝。広い本堂内は、300畳敷きとBさん暗算し教えてくれた。前回は確か読経の声が聞こえたと思うが、本日は静か。鐘楼や古池を右に見て、奥へ進み御真殿前で、朱の高下駄を見る。天狗用なら一本歯と思うが、此処のは二本歯で、カメラに収めた。

 奥の院石段に挑戦 奥の院の石段に挑戦。前回はUターンしたが、Bさんに背中を押された。50段程上がって、急な長い石段が目の前へ迫る(写真下)。150段位と読み、ゆっくりと一歩一歩踏みながら50段毎に休憩を入れる。追い越す方もいるが無視し、2度ではなく3度休み、200段を越して、奥の院。意外に質素で、小さな御堂でまた参拝。女坂はないかと探したが無く、石段を下る。上から覗く石段は急で怖い位。手すりに触れながら下り終えた。Bさんと境内端の沢沿いを歩く。てんぐのこみちとある。先日の大雨の影響は少ないようで、やや多目の流れか。それでも明神ヶ岳への登山口には、道崩れで閉鎖の貼り紙があった。紫陽花の案内があり、Bさん、来年のシーズンには友人達を案内したいと気に入ってくれたようだ。
 バス停へ下り、バスで大雄山駅に戻り駅前で乗り継ぎ、新松田駅から小田急で帰途に就いた。数日間脚に筋肉痛が残った。Bさんはどうだったろうか。(2019/11/11 K.K. 1294/1300)

◇日時 2019/10/26 ◇天候 曇り ◇資料 昭文社「山と高原地図 箱根」1994年 ◇歩数等 8,000歩 6km 
「通過時間等」自宅7:30-都営神保町駅8:10-小田急新宿駅8:27-大雄山線小田原駅10:12-同大雄山駅10:55-最乗寺前バス停11:05=最乗寺本堂11:25=奥の院11:45=最乗寺前バス停12:24-大雄山駅前12:45-小田急新松田駅13:07-都営新宿駅14:41-三田線神保町駅14:51-自宅15:30