大阪では生駒山(642m)にした。東京の高尾山のような山で、家族連れで目指す気軽な低山かなと想定し、事前に調べた。手許のガイドブックにはなく、インターネットで概要を見て、現地で情報を得ようとした。これまで、六甲山 (13/5/19)や三輪山(11/2/24)は登ったことがあるが、大阪の山はなく今回加えたい。登山口のパンフ類に期待した。
石段を宝山寺へ 地下鉄本町駅で中央線に乗り地上へ出て外を眺めていたら、右手に山姿を現した。生駒山は意外に大きな山容である。生駒駅に降り、パンフ類を探したが見当たらない。近鉄生駒ケーブル鳥居前駅でも沿線マップのみで、駅員に口頭で、宝山寺を目指し山頂へはほぼ直線コースで1時間30分程度と教えて貰った。それなら歩けるだろうと、下りはケーブル利用と伝え、正面に生駒山を見上げスタートした(写真上)。
市街地の中の坂道から石段の道になり、両側には住宅街が広がる。石段は次第に傾斜を増し、時には足が止まるがゆっくりと進む。平地へ上がると、右手がケーブル宝山寺駅とあり、反対へ左折し土産店前を回り込む。灯籠の並ぶ長い石段を昇り切ると宝山寺であった。裏にある岩峰が覆い被さっている(写真下)。約30分強で順調か。軽く参拝し、山頂への案内に導かれ、左手へ歩いた。
直登の坂道が続く 一転し道は狭まり、直線の坂道になる。足は時々自然に止まってしまう。左手は開けているが山々が見えるだけ。次のケーブル梅屋敷駅前で休憩。当山もこの辺りは樹林帯で、ピンクのツツジが目立つ。また山上りを再開するが直登の道は辛い。後にハイカーが見えその内追い越されるだろうと思いながら、上がり続ける。一旦森林内へ入りクランク的に曲がりまた直登になる。そろそろ山頂が見えても良いと思うが、そんな風景はない。坂道が緩み道路を横断。生駒山へは車道が切ってあることは知っていた。それだろうと渡ると、山頂駅へ200mの標識に出会いホッとし、最後の踏ん張りと坂道を上がる。山坂の200mは短いわけではなく、ようやく山上駅舎が見えて山頂広場に達し、丁度1時間30分。あれだけ足を止めたのに本当かなと疑ってしまった。
三角点は遊園地内 山頂は、遊戯具のある遊園地。未だ桜が残っている。端のテーブル席を借り食事にする。今朝梅田のコンビニで求めたお握り弁当。前方には低い山が続き、奈良県側のようだ。大阪府側を眺めようとしたが売店やレストランが遮っていた。従業員の方に三角点の位置を教えて貰い、SL列車コース内へ入り確かめた。下山は予定通りケーブルカー利用。宝山寺駅では徒歩で乗り換え、それだけ急な山ということか。生駒駅から大阪市内へ戻った。時間があり、南御堂に芭蕉句碑を探し、法善寺横丁の水掛不動へお参りし、道頓堀を眺めて、空港へ向かった。(2019/05/08 K.K. 1254/1300)
◇日時 2019/4/22 ◇天候 晴 ◇現地交通費 2,980円 ◇資料 近鉄「近鉄生駒ケーブルへ」◇歩数等22,000歩 16km
「通過時間等」宿泊先7:10-梅田駅7:25-本町駅7:35-生駒駅8:15=宝山寺8:50=ケーブル梅屋敷駅前9:00=同生駒山上駅前9:45=同生駒山上駅10:29-生駒駅11:00-地下鉄本町駅11:30=南御堂11:55-難波駅12:15=道頓堀12:30=難波バス停13:30-伊丹空港14:30-京急羽田空港駅15:54-三田線三田駅16:27-自宅17:15