大晦日に多摩丘陵稲城を歩く

2016年のどん詰まりに歩くことになった。弟が年内にと言い、歩き納めにしようと付き合った。年始はちょっとせわしいし、正月早々はハイキングをしたことはない。今回はなんと母校が予選落ちし箱根駅伝は興味が薄れ、これまでとは違う三が日となろう。2人が住む中間辺りの南多摩に歩いたことのないコース「大丸-上谷戸親水公園」(新ハイキング731号137頁)が見付かった。

 駅前直ぐ大丸城跡 集合駅JR南多摩駅は南武線。調べる迄横浜線かと思っていた。京王相模原線を稲田堤駅に降り乗り換えた。南武線は何年ぶりだろうか。意外に近く我が家から1時間半で着くと、弟は待っていた。真冬なのに寒さも風もない中、南口からスタート。直ぐ右手が目指す城山公園かと里山へ近づいたが入口が違い、先の坂道を上がる。郭跡のような削平地らしき広場からいきなり急階段となる。未だウォーミングアップも出来てなく、辛い。足を止めながらも程なく上がり切り、頂は本郭跡と思うが、それらしき痕跡も案内もない。我が家の文献では、築城の詳細は不明とし、鎌倉期頃からか府中付近の多摩川徒渉地点の監視や物見用の砦とみている(田中祥倖彦「多摩丘陵の古城址」90頁)。弟も追い付いて来て、反対側 へ尾根道を下る。ファインタワー(展望塔)下から直ぐ公園を出た。手洗いを探して近くのスーパー内をウロウロし、方向感覚を失ってしまったらしく、当地の案内看板があるのだが目の前の道路状況と一致しない。尋ねて正面方向へ。
鶴川街道へ出たが 多摩ニュータウン向陽台で、直ぐ稲城中央公園、そしてくじら橋(写真上)を見て公園内を行く。ここで方向を間違えた。公園内池付近を下るのがコースだが、園外を下り、一度戻ろうとしたが行き止まり。鶴川街道へ出ることを確かめ、コースとは違うとは思いながらも坂を下り続ける。左に貨物線高架が走る。南大沢キャンパスに4年間通い車窓から眺めて少しは知る風景だ。鶴川街道へ下り三沢川砂場の橋から川沿いに遡る(写真下)。新きさらぎ橋でコースを回復したが、次の中橋付近が工事中で大回り。そしてまたコースを失ってしまった。
コースを外れ若葉駅へ 丘陵途中に見える高い構造物が上谷戸親水公園のものかと、坂を上がったが違っていた。私はここで諦め、京王相模原線若葉台駅へと考え始めた。弟は、上谷戸大橋付近で、以前に一度歩いたコース(15.12.27小田急黒川駅自然ふれあい歩道)ではないかという。私は似た風景だが違うと否定し駅行きを提案。弟は土地勘があるのだろうと言い、不満ながらも付いて来た。距離があったが若葉駅に着き、昼食。弟はまた来て歩きたいと言ったが私は返事を濁してしまった。新宿へ出て、”良い新年”を言い交わし別れた。歩き納めにならない里歩きとなってしまい、リベンジコースに入れるか迷っている。(2017/01/15 K.K. 1080/1100)

○日時 2016/12/31 ○天候 晴 ○交通費 920円 ○資料 宇山清太郎「大丸-上谷戸親水公園」新ハイキング731号137頁 ○徒歩距離 12km 17,000歩
「通過時間等」自宅8:00-都営新宿神保町駅8:42-JRE稲田堤駅9:22-同南多摩駅9:35=大丸城跡9:55=くじら橋10:15=三沢川砂場の橋11:00=上谷戸大橋11:30=京王相模原線若葉台駅(昼食)12:00/12:33-都営三田線神保町駅13:27-自宅14:10