友人と青梅線から南武線の乗り鉄を楽しむ

 学校の夏休みの時期に入り、青春18切符が発売され、今回も求めた。前回Sさんが奥多摩へ行ったことがないと聞いていたので、まずは青梅線に乗り、奥多摩駅を往復しようと連絡したらオーケーを貰った。途中の御嶽駅近くにある玉堂美術館も案内したいと思う。そして、立川駅へ戻り、南武線へ乗り継ぎ、川崎駅から新橋駅へ出る予定を組んだ。

 奥多摩駅を目指す 8時前に板橋駅に落ち合い、新宿駅発ホリデー快速奥多摩行きに乗車。ハイキング用電車で、早い時間の発車だが、停まる駅が少ない。以前は良く利用したが、久し振りで立川駅から青梅線(旧奥多摩線)へ入り、奥多摩駅へ向かう。青梅駅は今春花見ハイクに来ている。昨年末は軍畑駅に降り高水山へ登った。Sさん、山中の深い樹林帯を走る路線に、開発時の工事の苦労に思いやる。御嶽駅の次は終点奥多摩駅で、下車。私は、数度来ているが、最近では海沢三滝ハイク以来だろうか。
 多摩川渓谷を眺める 駅前から街道へ出て、多摩川に架かる昭和橋へ案内し、橋上から渓谷を眺める。私の好きな風景で、まだ梅雨が続き流れは多いが、釣り人が見え、鮎だろうか。少し戻って氷川神社に参拝。杉の古大木は健在であった。谷川へ近づき吊り橋を往復。ここらは東京都内かと思うような深い谷川風景である。駅舎は山小屋風に改装されていて(写真上)、カメラに収めた。また電車に乗り、右下に時々多摩川を見下ろしながら、御嶽駅へ。青春18切符は途中下車が自由で、良い。
 玉堂美術館へ 駅前正面の橋を渡り、袂の細道を降り玉堂美術館へ入館。大分前に友人に連れられて来て以来3,4度訪ねている。芸術に疎い私でも、日本画は分かりやすく好きである。今回の展示中の画は、渓谷での釣りや筏流しもある谷川風景で、時節を表している。川合玉堂は、戦前に文化勲章受章した大画家であるが、疎開し青梅に住み着いたという。観賞者が少ない中、一回りし、隣のレストランで、昼食。

 私は、早速清酒を注文。隣の駅にある醸造元の沢乃井である。Sさん、本日車でないので付き合ってくれたが、殆どは私が戴く。沢乃井は旨い。一昔前の話だがエリザベス女王が来日した時宮中晩餐会で出されたのが都下の地酒沢乃井であったと思う。今回は車中飲みはやらなくて済みそう。吊り橋を渡り、駅へ。多摩川をラフティングボートが下って行った(写真下)。
 南武線乗り切る 青梅駅で乗り換え、立川駅に着く。まだ時間があり、予定通り南武線ホームへ。私は、ハイキングの際登戸駅前後では南武線を利用しているが、乗り切ったことはない。Sさんもそうと言う。登戸駅を過ぎ、若い頃を思い出した。多摩川河川敷グランドへ職場の野球に来たことがあり、また、沿線に住む同級生がいて狭いアパートに泊めて貰ったこともあった。電車は川崎市内へ入り、高層マンション群の間を走った。以前は工場地帯と思っていたが、一変していた。我々の終点は、新橋駅近くの”最上川”蕎麦店で一致し、川崎駅で東海道線の上り電車を待った。(2019/08/10 K.K. 1273/1300)

◇日時 2019/7/21 ◇天候 曇り、雨 ◇交通費 青春18切符1 ◇資料 ◇歩数等 8,000歩 6km
「通過時間等」自宅7:20-JR板橋駅7:58-同新宿駅8:19-同奥多摩駅9:55/10:30-同御嶽駅10:55=玉堂美術館(昼食)11:05/12:05=JR御嶽駅12:19-同立川駅13:35-同川崎駅14:20-同新橋駅(反省会)14:50-三田線内幸町駅15:20-自宅16:05