印西滞在の白鳥に感謝し、成田山参拝へ

 印西本埜の白鳥の郷を思い出した。多々良沼の余韻かもしれない。10年前千葉印西に白鳥を訪ねたが空振りであった(08.2.11)。今回はとネットで調べると約800羽飛来しわが国2番目の数とある。友人のSさんに白鳥の話をしたら興味を示してくれ、車を出して戴くことになった。JR成田線小林駅から徒歩の飛来地は車が至便で、有り難く、近くの成田山新勝寺参拝も加えた。Sさんは成田山は初めてという。

 居残り白鳥に感謝 都内を抜け千葉に入った車は、成田線と利根川の間を走った。農村地帯を進み見覚えのある風景になり、田圃の中にある小学校の先が飛来地である。僅かだが車が停まり、人影も見える。果たして白鳥に会えるかと、期待と不安が半々で車を降り池へ近付いた。いたいた僅かだが池中央付近に浮いている。30羽程度だろうか(写真上)。感謝しながらシャッターを切った。案内の方によれば、891羽いたが2月になって大半はシベリアへ帰ってしまったという。今朝、目の前の30羽も空へ舞い上がり帰ろうとしたが戻ったと話してくれた。気流の方向が悪かったらしい。我々はラッキーとしか言いようがなく、それで30羽に会えたのだ。Sさんもカメラを出している。私は、白鳥達に感謝し、募金箱へ私にしては多目を投入した。無事シベリア帰還を願いつつ白鳥の郷を離れた。 

 新勝寺に参拝し公園を巡る 印西から成田山は近かった。30分程で駐車場が見付かり、2人で境内へ。私は再訪だ(11.1.22)が、広く豪華な伽藍や本堂寺院に改めて驚くほどの新勝寺である。先ずは本堂に参拝。横綱達による節分の豆まき風景でお馴染みの場所である。裏手の公園を巡る。二度目の私は、Sさんを案内したが、広大な園内は殆どの初めてのよう。芭蕉や虚子の句碑があったが記憶にない。池へ出ると大きな池が二つあり、沢から清水が注いでいる。池の間を通って梅林へ。梅の花もちらちらと咲き始め、本日梅祭り初日で、野点も行われていて覗いた。先の右手高台に大きな平和塔があるが初めて見るようでカメラに収めた。瀧を案内し、坂を上がって境内へ戻るも、何処へ出たか一時不明だったが、本堂の左手先であった。途中の売店で、瓜の鉄砲漬けを求め、商標事件にもなったとSさんに説明した。

 甚兵衛渡し場跡再訪 印旛沼方向へ戻って貰った。先程成田山への途中、印旛沼に近い老松のある甚兵衛渡し場跡(写真下)傍を通り、以前家内やかぼちゃ会メンバーと歩いたこと(98.5.3)を思い出した。関東ふれあいの道千葉県コースであった。義民佐倉宗吾が将軍直訴を決断し江戸へ出る時、佐倉藩の妨害を排し舟頭甚兵衛が舟を出してくれた印旛沼渡し場跡と知った。そんな話しをSさんにし、近くで昼食にした。車は速く、常磐高速で13時過ぎには高島平であった。Sさん今回も有り難うございました。御礼を申し上げます。2018/03/05 K.K. 1166/1200

□日時 2018/2/17 □天候 晴 □資料 新ハイキング社「白鳥の郷と八十八大師巡り」604号59頁 □歩行距離 5km 7,000歩
「通過時間等」自宅7:30-印西白鳥の郷9:00/9:25-成田山新勝寺・同公園9:55/10:40-甚兵衛渡し場跡(昼食)11:05/11:45-自宅13:15