八ヶ岳を眺めながら諏訪大社上社から前宮を巡る

 最近各地方に一之宮と称される代表的な神社があり、思い出したように訪ねている。今年は3月の上総一之宮玉前神社以来途絶えている。ネットで調べて信濃一之宮は諏訪大社と知り、予定していたが延び延びになっている。秋になり、紅葉狩りも兼ね、蓼科高原に宿泊先を確保し、準備した。

 諏訪大社上社へ 信濃行きは、新宿駅発特急あずさである。上諏訪駅に降りると、上社経由のバスがあると分かり、乗車。甲州街道を通り郊外へ出て、中央高速の先へ走った。
 途中の古い商店街に、“麗人”、“真澄”、“信州舞姫”の酒造会社の酒蔵が並んでいた。真澄は都内へも入っていて、飲んだことがある。
 バスを降り、北参道から上社本殿前に進む。本日は土曜日で、広い境内には七五三参りもチラホラあり、並んで拝殿へ(写真上)。私は、若い頃訪ねたと思っていたが、境内は間違いなく記憶にダブった。確か近所の方と一緒で、家内も同行していたように思う。

 八ヶ岳連峰を展望 紅葉が盛りの参道を出て、前宮へ歩く。先ほど1.5kmと聞いた。春宮や秋宮は訪ねていたが、この度前宮の存在を知った。諏訪大社内の宮であろう。
 大通りを北上する。秋晴れの下、左手先に八ヶ岳連峰が、屋根越しに見え隠れする。田園地帯になるとばっちり正面に見え出した(写真中)。2000m以上の高峰が横に連なり、素晴らしい連峰山岳風景で、アングルを探しシャッターを切った。当地の方にとっては見慣れた風景だろうが、季節毎ではどうだろうか。 
 前宮に参拝 前宮は意外に遠く、大分歩いてようやく見え出した。もう1.5kmは過ぎたと思う。裏参道と思しき坂を上がると山門前へ出たが、本殿は、更に離れた坂上であった。

 先ほどの上社とは違い古い木造の社殿。案内には、以前に上社があったから前宮というとある。社殿等の建物にも歴史が感じられる。また僅かな賽銭を出し、手を合わせ、コロナの終息と受験生をお願いした。
 有名な御柱が左右に建っている(写真下)。上社では見逃していた。今回上社、前宮を訪ねて、下諏訪にある春宮、秋宮は既に訪ねて私の記録にあり(02.10.19/15.5.14)、これで諏訪大社満願の筈だが、ご利益は期待できるだろうか。健康が第一である。各社に格式の上下はないと知った。
 タクシーを呼び、茅野駅へ送ってもらう。茅野駅へ着くと、もう宿泊先の送迎バスは待っていた。夕食時に、信州舞姫を飲む。湯上りに丁度合い、私は甘口かなと思った。(2020.11.20K.K.1360/1400)

◇日時 2020/10/31 ◇天候 曇り ◇交通費 6,100円 ◇歩行距離等 7km 10,000歩 ◇資料 「諏訪市観光案内図」令和2.4「通過時間等」自宅8:45-JR新宿駅10:00-同上諏訪駅12:30-諏訪大社上社13:00/13;25=同前宮13:55/14:05-JR茅野駅14:20-宿泊先15:00