私の乗り鉄にぴったりのフリー乗車券が見付かった。山手線の駅にあったパンフによれば、“2日間乗り放題サンキューちば”で、JRのみならず、千葉県内私鉄路線も含まれている。内房、外房線は既に乗り切り、いすみ鉄道から小湊鉄道を狙っていた。昨秋の大雨で一部不通となっていたが、回復したという。また銚子電鉄もフリーの範囲内である。
いすみ鉄道乗車 都営新宿線で本八幡駅へ出て、JR同駅でフリー乗車券を求め、総武線に乗車。千葉駅で外房線上総一ノ宮行きに乗り継いだ。いすみ鉄道始発の大原駅は、近くはない。またJR上総一ノ宮駅で乗り換えて、山里地帯を走って到着した。
いすみ鉄道上総中野行きは待っていた。満席だが座れた。13駅、26.8㎞とある。売店に昼食用食品はなかった。直ぐ荒野から林の中となり、停車する駅も小さな無人駅が続く。私は2度程乗っているが、記憶にあるのは大多喜城跡見学後に大原駅へ出た時(15.9.23)である。山中を進み路線の行く手に深い谷川が左右に絡み、鉄橋を渡る。夷隅川だろう。
大多喜から上総中野へ 大多喜駅手前で、右手に天守閣を見て、城見ケ丘駅名を思い出した。車窓から早咲き桜も見えた(写真上)。左右の里山が後退し盆地となり住宅地も見え、やや上りの地となり、房総半島中心を越しているのであろう。約1時間で、終点上総中野駅。小湊鉄道への乗換駅で、大半の乗客は、私同様、隣のホームに着いた五井行きに乗った。当駅も初めてではないと思うが見覚えはなく、駅舎を覗くも売店はない(写真下)。先ほど大原駅で入手した“い鐵揚げ”をかじった。
房総南斜面を下る 小湊鉄道2両列車も山中から一度トンネルを抜け、山里へ出て緩い下りに入った。18駅、39.1㎞である。養老渓谷駅は2度ほど乗降した。渓谷は関東ふれあいの道で、滝や谷川を眺めながらハイキングコースを歩いた(09.10.4)。左右の山里は広がり水田地帯のよう。
当列車には車掌さんがいて、それも若い女性。車内検札を始め、私もフリー乗車券を出した。最近では珍しいこと。車内の大半も私と同じ乗車券のよう。大分下ったようで、正面方向に煙突が見え始め、東京湾房総側の工業地帯だろう。しかし、五井駅迄は距離があり、上総中野から1時間30分程要した。
JR五井駅で内房線千葉行きに乗車。乗換えの際、カップ酒を探したが地酒はなく諦めた。その所為ではないが疲れて、残念ながら、翌日のフリー乗車券利用は諦めた。(2024/3/21 K.K.1549)
◇日時 2024/2/24 ◇天候 晴 ◇資料 「サンキューちばフリーエリアマップ」 ◇交通費 3,970円 ◇歩行距離等 6,000歩 5㎞ 「通過時間等」 自宅8:15-新宿線神保町駅9:00-JR本八幡駅9:45-同千葉駅10:25-いすみ鉄道大原駅11:47-小湊鉄道上総中野駅12:50-JR五井駅14:19-新宿線本八幡駅15:20-三田線神保町駅15:57-自宅16:35 |