座間谷戸山公園に河津桜を見る

弟から催促メールを貰ってしまった。先日、購読誌に彼が住む近くの日向薬師から七沢温泉への山歩きコースを見付け、情報提供していたからだ。しかし、前回の身延山久遠寺の石段上がりで筋肉痛が出てしまい、脚が痛く、山歩きは無理な状態。妥協として、小田急沿線に座間谷戸山公園の里歩きコース(るるぶ「里山ウォーキング 座間谷戸山の谷戸へ」2003,63頁)を探し、弟も同意してくれ、座間駅に集合した。

谷戸山公園水鳥は定休日 座間駅に着くと弟は待っていた。聞くと当地は少し土地勘があるという。彼の案内で、小田急線に沿い谷戸山公園を目指す。里山の裾を行くと距離はなく10分程で公園西口に着き、長屋門が迎えてくれた。古民家の里山体験館へ入り、案内パンフを貰う。民家内部は大きな農家の造りで、我々が子供の頃故郷で出入りした親戚の家々を思い出させた。
園内一周しようとコースに従い雑木林に向け坂を上がる。木々は未だ裸で春は遠そう(写真上)。時々はジョガーや散策者と挨拶を交わしながら、山腹トラバース状の遊歩道を進む。園中央に水鳥の池があり、観察小屋がある。我々は、坂道を下り池正面へ出たが、期待した水鳥の姿はない。良く見ると奥の岸辺に数羽の鳥が休んでいるようだ。やや大きめでカルガモらしい。弟は、池中にカワセミ用止まり枝を見付けたが、周囲にも鳥の様子は窺えない。諦め、遊歩道を戻ると、大きなカメラを抱えた高齢者夫婦に出会い、挨拶。思わず、”鳥達は定休日のようです。”と口走ってしまった。
 河津桜が満開 広場から伝説の丘へ。曇り空だが大山から丹沢の山々が望めた。丘下にピンクの花を付けた樹を見付け、近付くと川津桜。三本あり濃いピンクの花が満開状態(写真下)。好きな花、桜で今年は是非訪ねたいと時期を待っている。先日伊豆で開花したとの報に接したばかり。本日期せずし出会いしっかりと眺め、カメラに収めた。弟は、散り始めではないかと言いながらもシャッターを切っている。直ぐ西口だが未だ1時間歩いただけ。
座間の社寺を巡る 先程座間駅で入手した”小田急自然ふれあい歩道座間駅コース”に従い、小田急線高架下から冨士山公園、護王姫大明神、そして星の谷観音を巡る。護王姫は義経夫人で、奥州へ義経を追ったが当地で難産のため亡くなったという。墓標とした大欅が今も境内に聳えるが、2人で眺め、東根の方が遙かに巨木だねと頷きあった。星の谷観音の銅鐘は重文とある。参拝後、座間駅へ戻る。駅は近く、丁度昼時。駅前食堂で食事後、座間駅で弟と分かれ、次のハイキングに日向薬師からのコースを約束した。(2017/03/15 K.K. 1092/1100)

◇日時 2017/2/22 ◇天候 晴 ◇交通費 910円 ◇資料 小田急電鉄「小田急自然ふれあい歩道 座間駅コース」 ◇歩行距離 10km 14,000歩
「通過時間等」自宅8:20-新宿線神保町駅8:58-小田急新宿駅9:18-同座間駅10:15=谷戸山公園西口10:25=水鳥の池10:40=伝説の丘11:05=冨士山公園下11:20=護王姫大明神11:40=星の谷観音11:55=座間駅(昼食)12:10/12:43-新宿線新宿駅13:40-三田線神保町駅13:51-自宅14:25