久しぶりに高尾山を歩きたいが、高尾本山は人気の山で人出が多く、静かなハイキングが楽しめない。南麓にある三沢峠を思い出した。一度辿った関東ふれあいの道東京都1号コースにあった(97.2.8)。地図を眺め梅の木平から西山峠へ上がり、三沢峠へ歩くコースを思い付く。それに神奈川県にある峰の薬師も入れたい。高尾山南麓マイコースである。
小さな峠西山峠 日曜日の高尾山口駅は混んでいた。私は、700回記念高尾山ハイク以来である。孫怜を連れて参加した(11.10.8)。駅前から甲州街道を歩き出す。里から山へ入るに従い人の姿が少なくなり、側道を1人行く。高速の下になり、圏央道だろう。三沢峠、西山峠分岐の梅の木平へ至り、西山峠へ進もうと思うが道が不明。地元の方に教えて貰い、地図とは違う大分先の分岐を山側へ入った。料亭うかい鳥山傍を通過。200回記念高尾山ハイクの時祝宴を開いて貰った店(00.10.14)。私の退職祝でもあった。あれから約17年、残念だが有力メンバー2人も欠けてしまった。最奥の民家を過ぎると林の中で、沢沿いの山道になる。荒れていて倒木を三本、三度も跨ぐ。沢も細り山中に消えると峠の急坂が始まる。息切れする程ではないが、時々足が止まる。上がり切り小峠で休憩(写真上)。高尾山の南端だが、寂しくない程度にはハイカーと擦れ違う。
三沢峠を再訪 関東ふれあいの道の標識が立つ高尾南麓の尾根道を三沢峠へ向かう。緩やかな山道の記憶だったが結構アップダウンを繰り返す。足下にはスミレの花を見付けた。右の木立の間には湖が覗け、相模湖かなと思ったが津久井湖が伸びていると分かった。予定時間で三沢峠到着。数人の高年男女が休憩中で、私もベンチに腰を下ろし、チョコを食べた。先月の義理チョコを持参している。
三四郎碑を見る 神奈川県側へ歩き、峰の薬師へ。:境内に姿三四郎決闘の碑があると最近知った。一度訪ねた(98.3.28)が、眺めた記憶がなく見てみたい。明治期に活躍した嘉納治五郎の高弟西郷四郎がモデルで、会津藩最後の家老西郷頼母の養子と知り、興味が湧いた。15分程で着き、先ずは本堂へ参拝し、見渡すと大きな石碑が建ち(写真下)、カメラに収めた。広くはない境内、こんな場所で決闘なんか出来たのかな思ったが、小説の話し。東京側へ上り返し、また三沢峠。
高尾山口駅へは、草戸山コースもあるが、大分疲れ、三沢峠を下ることにする。先程の西山峠への上りで苦労したことは確か。三沢峠からは平坦な林道と思っていたが、結構な下りの山道。林道となり下り続け梅の木平へ出て、また甲州街道。バス停があるがタイムリーなバスはなく、そのまま高尾山口駅まで歩いた。 (2018/03/30 K.K. 1172/1200)
□日時 2018/3/11□天候 曇り □交通費 760円 □資料 昭文社「山と高原地図22 高尾・陣馬」1994年 □歩行距離 16km 22,000歩
「通過時間等」自宅9:35-新宿線神保町駅10:20-京王高尾山口駅11:40=梅の木平12:15=西山峠13:00=三沢峠13:25=峰の薬師13:45=三沢峠14:10=梅の木平15:05=京王高尾山口駅15:35-三田線神保町駅16:52-自宅17:30