私が登った百の名山&低山=中部編=「立山登山を断念し室堂平に花々を巡る」

立山の雄姿に圧倒される 室堂に着き展望台へ出て驚いた。前方に立山連峰が聳え立ちはだかっていた。岩峰が連なる高山を眺め立山の険しさを知らされた。登山道のある一の越からの稜線の角度もきつい。北側には残雪も見られる。明日の雄山登山は無理と即断した。北陸へ来た序でに、単身で登るような山ではなく、3,000mの名山にも失礼と気付いた。

 富山から室堂へ 会合先の金沢から富山へ戻り、電鉄富山で立山駅へと入り、ケーブルカーで美女平へ上がってバスに乗り換えた。このコースは30数年振り二度目の筈だが、殆ど記憶にない。バスは深い森の中を左右に振れながらノロノロと室堂を目指した。先程来空が暗くなり霧の中を走っていたがそれも追分を過ぎると一挙に明るくなった。雲の上に出たということらしい。もう標高2,000mを超えた地である。そして高原を走り、室堂であった。当地は再訪だが、冒頭の立山連峰の風景は初めて。最初の時はバスターミナルを出ないで次のトロリーバスへ乗り継ぎ、黒部ダムへ向かったのだったと思う。
 本日の宿・みくりが温泉フロントで、明日の予定はと聞かれ、“周辺ハイキング”と答えた。わが国最高地2,400mにあるという温泉に入浴後、テラスへ出て目の前の高峰を見上げながら一人地酒を傾け、立山連峰を携帯に収め、友人へメールした。

 みくりが池一周 翌朝、室堂平みくりが池を一周する。宿裏のエンマ台へ上がると、地獄谷が見えた。未だ水蒸気が噴出する谷で立ち入り禁止とある。りんどう池の坂を上がって来る登山者グループがいた。立山を目指すのだろう。みどりが池から室堂山荘前へと歩き草原の中へ入ると、9月なのに高山植物の花が残っている。次々と花が現れて、シャッターを切るのに忙しい。不知の花が多く、知っているのはチングルマや雪割草、シオガマ位でもどかしい。池を一回りし宿へ戻ってザックを背負い、天狗平へ向けてハイキングを開始。

 室堂高原を下る 室堂バスターミナル手前分岐から草原へ突入。丁度コーナーにコバイケイソウが出迎えてくれた。下りの道は次第に荒れたが、ゆっくりと歩を進める。他にハイカーは見当たらない。地獄谷口から谷川を渡ると登山道の左右に、また花が咲いている。一面に広がるチングルマは咲き終え実を付けている状態。黄色の花も多いが、シナノキンバイ以外名や種類が分からない。前方に建物が見え出して天狗平が近付き、この辺りから、上りのハイカーと行き交い始めた。登山道も緩やかになるとバス道路へ出て天狗平。山荘前にバス停を見付け美女平行きバスを待った。
 今回は、立山登山は止めて、室堂平ハイキングになったが、私の経験や力量では適度であったと思う。立山は次回挑戦したいが、同行者を見付けて再訪はなるのであろうか。事前にK教授にアルペンルートのパンフを戴いた。感謝である。(13/9/6,7 119)

追記 金沢出張の序に、立山へと計画したが、雄姿に怖気づいて、室堂平のハイキングになってしまった。山麓高原のハイキングで、みくりが池、地獄谷、そして高原に咲く花に充たされ、私には十分であった。室堂から黒部ダムを経て信濃大町へのルートを訪ねたいと思っていたが、実現していない。