JR外房線で御宿月の沙漠へ

 外房の勝浦に宿泊先が確保できた。弟を誘い出掛けようと思う。海を眺めながらのんびり列車旅である。自宅にこもりがちな弟のストレス発散にはどうだろう。私は呑み鉄だが彼は下戸。趣味のカメラを楽しんで欲しい。勝浦手前御宿の海岸に月の沙漠があり、二頭のラクダ像が建っている。砂浜、海岸、大海原と続く。

 千葉から外房線 JR新宿駅に待ち合わせ、弟はいつもの通り30分以上前着き、予定より早めにスタート。お茶の水、錦糸町の各駅で乗り換え、千葉駅で弁当を買い、外房線上総一ノ宮行きに乗った。千葉市内を出て大網を過ぎ、列車は田園地帯を走った。弟は、車窓風景を眺めながら、我が田舎山形の郊外と同じだねと言った。田圃、畑、集落、そして低山の風景である。上総一ノ宮駅で乗り継ぎが悪く、1時間弱待ち時間があった。列車は大原駅を通過し、弟と大多喜城址を見学し(15.9.23)、いすみ鉄道に乗り大原駅経由で帰途に就いたことを思い出した。弟に、左手先は九十九里の海だよと案内したが、見えそうで見えない。

 御宿の月の沙漠へ 14時過ぎ御宿駅に着き下車し、月の沙漠へ案内。私は三度目だ(07.3.31外)が、弟は初めてという、駅前の南国風椰子の並木の下から、海岸へ向け歩いたが、記憶が違い大回りして、月の沙漠へ。駅から直ぐではなかった。王子と王女が乗った二頭の駱駝は変わりなく、太平洋の大海原を望む駱駝像は、静かに佇んでいた。童謡月の沙漠は、1923(大正12)年画家・詩人の加藤まさをが当地の滞在経験からイメージし作詞したらしい。弟は、像の周りでアングルを探しているが、私は一度でOKとした。弟を促し、駅へ戻った。途中の街道には早咲きの桜が咲き満開で、温暖の地である。 御宿から勝浦は一駅。送迎バスで宿泊先に入り、温泉、そして夕食を二人で楽しむ。レストランからの森越しの太平洋の風景が良いと弟はカメラを向けている。リーズナブルな料理だが、弟は美味しいと言ってくれ、私は一人ビールを飲んだ。(2025/3/26 K.K.1594)

◇日時  2025/3/11  ◇天候  曇り  ◇交通費  2170円  ◇歩行距離等  8000歩 6㎞                               「通過時間等」 自宅9:50-JR巣鴨駅10:20-同新宿駅10:50-同お茶の水駅11:03-同錦糸町駅11:14-同千葉駅12:10-同御宿駅14:10=月の沙砂漠14:20=JR御宿駅15:05-同勝浦駅15:55-宿泊先16:10