箱根諏訪神社、公時神社を巡り、JR御殿場線で帰途へ

 箱根仙石原泊の翌日、行く先は決めていない。箱根元町へ出て箱根神社が頭にあったが、バスの乗り換えがあり、昨日の混雑の経験からこのコースは避けたい。仙石原近くの神社や史跡を訪ね、御殿場駅へ出るコースが浮かんだ。バスで一本だろう。

 諏訪神社に参拝 宿泊先を出て、仙石原を西東に貫く通りへ出た。箱根裏街道で、御殿場から宮ノ下へ通じる国道という。バス停で路線を確かめ、通りを渡り、奥の神社を訪ねると諏訪神社が鎮座していた。江戸期前創建の古社のよう。当地は金時山(1213m)の南面山裾で、少し高い石段を上がって参拝。孫たちの成長を祈願。石段を避け、池のある裏参道を下る。当社の例大祭の湯立獅子舞 (湯立神楽) が有名で、国指定の重要無形民俗文化財とある。立派な石碑が建ち、境内にもそれらしい施設がある。

 金太郎を祀る公時神社 箱根裏街道へ戻って、乙女峠方向の公時神社へ歩く。右手に金時山の登山口があった。金時山は二度登り、最初は足柄峠へ下り(95.4.2)、二度目(10.5.15)はここへ下りたと思うが、記憶は薄い。街道は車が往来し側道を行く。公時神社迄は距離があった。同神社は初めてではないと思っていたが、入口も、参道も見覚えがなく、記憶違い。神社へ沢を渡り、途中の茶屋を越して鍵型に進み、金時山裾に建つ本殿に参拝。当社は、その名の通り、金太郎のモデルになった平安時代後期の武士、源頼光に仕えた四天王の1人坂田公時が祭神という。“熊に跨りお馬の稽古”伝説(下図は神社サイトより)の足柄山はこの近くだ。金太郎のことは、子供の頃祖父に昔話として、渡辺綱とともに大江山の酒呑童子退治の話を聞いたことを思い出した。先ほど同様無人の境内に、隣の登山道からカップルが寄り、安全登山の祈願だろう。参道出口にはゴルフ練習場があった。

 御殿場駅へ 街道のバス停でバスを待つ。少し遅れて来たバスは、御殿場アウトレット行きで、御殿場駅行きに接続するという。仙石ゴルフ場前を過ぎ、乙女峠を越したが、本日富士は雲の陰。アウトレットで乗り換え、10時台の国府津行きに間に合った。富士を眺めながら、酒匂川渓流沿いに走る御殿場線は好きで、そのうちゆっくりと乗り鉄を楽しみたい。小田急新松田発11時15分の電車に乗れた。(2024/12/22K.K.1583)

◇日時 2024/11/18 ◇天候 曇り ◇交通費 1,940円 ◇歩行距離等 9,000歩 7㎞ 
「通過時間等」 宿泊先8:00=諏訪神社8:20=公時神社8:50-公時神社前バス停9:30-JR御殿場線御殿場駅10:27-小田急新松田駅11:15-都営新宿線新宿駅13:24-三田線神保町駅13:40-自宅14:20