篠ノ井線に乗り善光寺を詣で千曲川沿いを歩く

 信濃大町から松本へ戻り、篠ノ井線に乗車した。上高地へ行く予定であったが、雨模様の天気予報に断念した。河童橋から北アの山岳風景が眺められないのであれば上高地行きは意味がない。急遽長野へ出て、善光寺、そして千曲川とした。上山田温泉の万葉公園には、千曲川歌碑がある。

 千曲川万葉公園へ 長野駅から乗ったしなの鉄道を戸倉駅で下車した。スマホで万葉公園を検索したら当駅から10分とあるが、少し土地勘がありそんなに近くはないだろうと、駅で尋ねたが分からなかった。駅前大通りへ出て左折し、次の信号を千曲川方向に右折し、大正橋手前でまた左折し接近したが橋は見えない。ようやく万葉の地名があり、家並を過ぎた大通りの右手が万葉橋であった。千曲川の流れを見下ろしながら渡り切った右手に歌碑が並んでいた。駅から歩いて30分程経過していた。

 千曲川歌碑 “千曲川”は、山口洋子作詞五木ひろしが唄う歌謡曲で、“・・・煙たなびく浅間山 呼べどはるかに都は遠く 秋の風立つススキの径よ”と唄う旅情あふれた名曲で、青江、八代、多岐川、田川等多くの女性歌手がカバーし、私も聴いている。カメラに収めて、千曲川左岸を下る。佐々木信綱の万葉歌碑もあったと思う。後日旅番組で、歌碑付音響システムで千曲川の曲を聴いているのを観た。温泉街を左手に見ながら歩き続け、大正橋を渡る。以前上山田温泉先の荒砥城址を訪ねた時(07.3.18)歩いたコースと分かった。300m以上の長い橋を渡り切り、戸倉駅へ戻った。千曲川は山梨県境の甲武信岳麓を源流とし新潟県で信濃川となり、日本海へ注ぐ日本一長い河川で、当地はその中流である。

 善光寺に参拝 先に長野駅から善光寺へ歩いた。数度歩いた門前町通りだが、距離があった。25分の予定が40分程要し、後半が上り坂だからと少し納得した。否年齢の所為だろう。大勢の参拝客に交じり本堂内へ入り、手を合わせた。山形の両親を案内したことや、友人と軽井沢から脚を伸ばし東山魁夷美術館にも寄ったことを思い出した。大分前のことで、胎内巡りもしたと思う。駅へはバスを待った。今回篠ノ井線を利用して、松本駅ではなく、その先の塩尻駅迄が同線で終点と知り、松本駅は中央本線と思っていたが違っていた。 (2024/11/9K.K. 1578)

◇日時 2024/10/4 ◇天候 曇り ◇交通費 大人の休日俱楽部パス+1000円
「通過時間等」 宿泊先7:30-JR信濃大町駅7:46-同松本駅9:09-同長野駅10:10=善光寺10:50/11:15=
しなの鉄道長野駅11:45-同戸倉駅(昼食)12:25=万葉橋13:00=大正橋13:30=
しなの鉄道戸倉駅14:13-JR上田駅15:15-同上野駅16:50-三田線巣鴨駅17:03-自宅17:30