会津若松から新津へ山中を走しる磐越西線に乗る

 JR東日本大人の休日俱楽部パス2日目は、予定通り、会津若松駅から新津駅へ磐越西線乗り鉄にした。同線は郡山駅からで、会津若松駅からは後半であるが、私にとってはこちらが磐越西線である。新津駅から2度乗ったが、いずれも冬季で、今回は、初夏の車窓風景が楽しみである。梅谷心愛が唄う演歌“磐越西線ひとり”も、会津や猪苗代湖、磐梯山付近の前半だけである。過疎ダイヤで、会津若松駅で2時間ほどの待ち時間があった。

 会津若松、喜多方、山都 新津行きは定刻に会津若松駅を発車。当初郡山行き線路と並行したが、喜多方方面へと左へ大きくカーブし水田地帯を走った。喜多方駅迄は雄国沼湿原ハイクの際一度乗降した(08/07/13)。広め川を2度渡ったが阿賀川ではない。次第に上りの林の中となり、山都駅に着いた。秘湯の会で、車で西会津から津川を巡った時(15/05/30)、当地も通り、駅付近の深い谷川、阿賀川は眺めたことがあった。山間を進み、左手はダム湖のような川で、こちらの印象が残っていた。

 西会津の中心野沢 そして、野沢駅、西会津町の中心で、前回詣でた大山祇神社の最寄り駅と知った。停車時間があり、ホームへ出て一眺めした。更に深い山の中を進み、同じ会津でも只見線とは違い渓谷ではなく、山奥へ、山奥へと山中を突き進んでいる。阿賀川は右手に現れ、川幅一杯に流れ下っている。駅間は長くなり、徳澤駅から豊実駅で新潟へ入り、阿賀野川となった。峠ではなく、トンネルもない県境。津川駅は当線の主要駅だと思うが停車時間は短かった。戦国時は会津領で津川城があり、阿賀野川と支流の合流地山稜の先端部にあった。阿賀野川は大河となり、本日も右手を流れ下っている。

 新潟平野へ下る 新潟側も山中だが、深い森は脱したよう。列車も下りに入りスピード感を増した。乗車時間2時間を過ぎ、疲れを感じ、ザックから会津産地酒を出した。越後平野の東端へ出たようで、五泉駅を通過。同級生の一人が転勤で赴任した地で、名前だけは知っていた。左奥に高山を望み、若しかしたら八海山かと思ったが自信はない。そして、終点新津駅に滑り込んだ。会津若松駅から約2時間30分を要し、磐越西線後半を乗り切った。ここで、信越本線に乗り換え新潟駅へ出て、新幹線で帰京した。(2024/7/16 K.K.1566)

◇日時 2024/6/23 ◇天候 曇り ◇交通費 JR東日本大人の休日俱楽部パス ◇歩行距離等 7,000歩 5㎞ 「通過時間等」 自宅9:35-JR上野駅10:43-同郡山駅12:15-同会津若松駅14:33-同新津駅17:14-同新潟駅17:50-同上野駅19:55-三田駅巣鴨駅20:17-自宅20:50