羽田の緑地にスカシユリを眺め、芝の東照宮に寄る

 購読紙にソラムナード羽田緑地にスカシユリの花が見頃と報じられた(24.6.7讀賣)。黄色の花がびっしりと咲いている写真が眼を惹いた。初めて観る花で、海岸丘陵や岩場に自生する花と知る。羽田は、三田駅で京急線羽田空港行きに乗り換えれば、我が家から1時間強だろう。途中の芝には東照宮があり、 再訪だが、寄ってみたい。この時期の里歩きに好都合である。

 羽田緑地へ歩く 予定通り、三田駅で京急線羽田空港行きに乗り換えた。最近羽田空港は縁がない。久しぶりの乗車で蒲田駅から左折した空港手前の天空橋駅で下車。2年前多摩川河口に架かる新設のスカイブリッジを渡った時(22.5.5)も近くを歩いて、少し土地勘もあろう。地下駅から地上のビルを出て、多摩川方向を目指し歩き出す。野原に切られたような道路をスカイブリッジの方向へ目標もなしに行くが、空港周辺は高いビルはなく、空が広い。交差点にソラムナード羽田緑地への案内を見付け一安心し、行くと、黄色の花が目に飛び込んできた。

 スカシユリは満開 緑地は広くはない一画で、その中に黄色い、橙色で大き目のユリの花が多数びっしりと鮮やかに咲いている。畝づくりで、カメラを構えながら、畝を巡る。他に観る人はなく、独り占めである。海岸等に自生する花というが、観るのは初めて。天を向け緑地一杯に咲きそろうユリは圧巻であるが、長くはない畝で、物足りない位。左手奥に羽田空港に駐機中の航空機も見え、ユリ花とのアングルを探したが無理だった。鑑賞客も現れ始めて、私はスカシユリに充たされ、緑地を離れた。右手直ぐ先が多摩川左岸堤で、正面にはスカイブリッジが架かる。もう東京湾の河口で川は広く、橋は長い。今回は渡橋の予定はなく、羽田空港第3ターミナル駅を探し歩き辿り着いて、品川から都内行きに乗車。蒲田、品川を過ぎ三田で、三田線に乗り、東照宮参拝に芝公園駅に降りた。

 芝東照宮とご神木 地上へ上がり、一瞬方向を失う。目の前は増上寺前の日比谷通りであるが、それを理解するのに時間が掛かった。東照宮は近く、参道を見付け、先ずは参拝。隣の家康の菩提寺増上寺境内にあったが明治になって当地に分離し、東照宮となったとある。立派な社殿で、結婚式の案内もあり神官もおられるようだ。樹齢約400年という神木の銀杏の樹に再会。家光公植樹とある。大震災や空襲にも耐えたという。都内には、皇居紅葉山にも東照宮があるらしいが公開されていない。次の東照宮は何処にしようかなと考えながら、三田線で帰途に就いた。(2024/7/3 K.K 1564)

◇日時 2024/6/13 ◇天候 曇り  ◇交通費 560円 ◇資料 「ユリ色鮮やか」24.6.7讀賣 ◇歩行距離等 10,000歩 7㎞ 「通過時間等」 自宅7:55-京急線三田駅8:55-同天空橋駅9:30=ソラムナード羽田緑地9:45=京急線羽田空港第3ターミナル駅10:23-三田線三田駅10:51-三田線芝公園駅10:55=芝東照宮11:05-三田駅芝公園駅11:16-自宅12:05