6月も半ばになり、紫陽花情報も目に付く季節になった。待っていましたとばかりにネットから見頃の紫陽花園を探し、千代田区北の丸公園に辿り着いた。江戸城の一画で、現在は武道館が建つが、大半は池を中心に草木の植栽地のある公園。そして、皇居東御苑へ巡れば、自然の中に花を楽しめるだろう。
北の丸公園と紫陽花 今回は、都営新宿線九段下駅をスタート。いつもは神保町駅からだが、九段下駅からが近いとわかった。駅を出ると靖国通りで、濠が目の前。左手濠端に九段会館が見える(写真上)。昔懐かしい会館が建っている。中学時の修学旅行で二泊した思い出の地で、カメラに収めた。
田安門を潜って北の丸公園へ。武道館前で公園へ入り紫陽花を探し、池の周りだろうと回り込むが花はない。あってもポツリポツリで、紫陽花の咲く公園とは言えない。もっと先だろうと行くが同じ程度。池端に至り、周囲を眺めまわすが咲いている様子は見えない。
東御苑は閉園の日 東御苑に期待しようと公園を出て、北桔橋門だが出入り不可で、平川門へ歩く。内濠は広く、流石江戸城。毎日新聞社前を通るのも久しぶり。石碑が建ち、太田道灌築城550年記念とある。当城跡は徳川ばかりが目立つが、道灌がルーツであった。
平川門への橋口が閉鎖されている。なんと本日金曜日は東御苑閉園の日とある。えっ!である。まさかと疑ったが遅い。そのまま濠端を大手門へ歩く。先ほど来皇居一周ランナーと交差する。少なくない人数で、若い方もいる。平日も午前中、東京は多種多彩な職業の方が多いのだろう。大手門を離れた位置でカメラに写し、地下鉄大手町駅へ向かった。
文京区あじさいまつり 3日前の14日、Sさんを案内し、文京区にある白山神社を訪ねた。紫陽花の都内の名所である。三田線白山駅を降りると人出は始まっていた。文京区あじさいまつり開催中で、多くの人が短い参道を行き交っている。
境内へ入ると、紫陽花が咲き、満開に近く見ごろのよう(写真下)。我々は、花を眺めながら広くはない境内を巡る。濃紫や藍、そして白と様々な花が咲き誇り、カメラに収める。社殿前には長い行列が出来ていて、私は列外から目礼をした。裏に聳えるビルは東洋大学で、孫が通っている筈。校内での授業は、今年は順調のようだ。私はほぼ紫陽花に充たされて、三田線で帰宅した。Sさんもそうと思うがどうだろうか。(2022/6/30 K.K. 1459/1500)
◇日時 2022/06/17 ◇天候 曇 ◇資料 昭文社「東京都市図39神田」20004.4版 ◇歩行距離等 7,000歩 5㎞ 「通過時間等」 自宅8:40-三田線神保町駅9:20-新宿線九段下駅9:30=北の丸公園9:40=平川門口10:00=大手門口10:20=三田線大手町駅10:38-自宅11:05 |