神社境内を覆う林や森を社叢(シャソウ)と言うと知った。ハイキングの途中神社に寄ることが多く、森内に佇む神殿へ詣でて静かに手を合わせ、休憩を取る。社叢があるのは地方の神社だが、杉並区にある井草八幡宮を思い出した(01.2.25)。約20年前のことだが、深い森に包まれた鳥居や社殿が印象に残っていた。再訪することにした。
井草森公園へ 大江戸線中井駅に降り地上へ出たら、太陽が顔を出し日が差している。本日の予報は曇りから雨模様だが、ラッキーと西武線新宿線に乗った。最近雨が多く、菜種梅雨というらしい。
西武線新宿線中井駅から井荻駅まで乗車し、井草森公園へ寄る。環八通りを少し歩いた左先が公園であった。新緑の林の中に池があり、その先は花園やグラウンドもあって都市型の区立公園。広くはない園内を一回りした。咲いていた黄色の花はポピーの類いだろうか。井荻駅へ戻り、電車で上石神井駅へ。車窓から見えた野球場があり、若い頃井草のグラウンドで草野球を楽しんだことがあった。
善福寺公園上池、下池 上石神井駅で、善福寺公園の案内地図を期待したがなく、青梅街道へ向け歩く。朧げな記憶だが街道へ出て、五差路へ至るとお地蔵様が立ち、江戸向き地蔵と知る。善福寺公園の案内があった。
住宅街を進み善福寺前を通り、更に進んだ左手が善福寺公園で、上の池であった。意外に広く、鯉のぼりが渡してある(写真上)。連休前の平日で僅かな散策者程度。ボート乗り場を見て、下の池へ。前回は見ていない池と思う。奥には萱類が繁りやや荒れた池。水鳥も浮きカルガモか。釣り人も見える。上下とも現在も湧水池という。
森に囲まれた井草八幡宮 左手の住宅街に井草八幡宮を探す。それらしい高い樹々は見えるが参道へは大回りして、ようやく達した。大鳥居のある東参道から境内へ(写真中)。左右は高く深い樹々で、記憶通り鬱蒼と繁る社叢。右折し楼門から立派な社殿があり、とても都内の神社とは思えない大神宮である(写真下)。
参拝しコロナの終息等をお願いした。平安時代の創建で、源頼朝手植えの老松(現在は枯れ死)があり、太田道灌も戦勝祈願をした歴史があるという。背後や周囲の木々を入れてシャッターを切った。青梅街道の都心寄りにある荻窪八幡へも予定していたが、暑さで疲れ、青梅街道バス停で荻窪駅行きバスを待った。(2022/05/14 K.K. 1448/1500)
◇日時 2022/04/27 ◇天候 曇り ◇交通費 470円 ◇資料 昭文社「東京都市図20石神井、31井の頭」2004.4版 ◇歩行距離等 14,000歩 10㎞ 「通過時間等」自宅8:55-大江戸線春日駅9:30-西武線新宿線中井駅10:02-同井荻駅10:20=井草森公園10:25=西武線新宿線井荻駅10:52-同上石神井駅11:05=善福寺公園11:25=同下池11:35=井草八幡宮12:05=青梅街道バス停12:25-JR荻窪駅12:45-大江戸線東中野駅13:19-三田線春日駅13:37-自宅14:10 |