板橋赤塚ニリンソウ自生地巡り2022

 ニリンソウ鑑賞を思い付いた。数日前咲いたとの情報があり、少し遅いかなと思いつつ自生地を巡ることにした。板橋区の花ニリンソウの自生地は、我が家から近く、徒歩圏内赤塚大門地区の土手である。昨年は、二輪草の歌碑のある上板橋からスタートしたが、今回は赤塚中心で、昨年見付けた赤塚5丁目の森や区立植物園も巡りたい。

 新緑の中ニリンソウは 我が家から高速道路下を抜け、赤塚大門土手下の広場に入ったら、もう新緑否、深緑が目の前に広がった。欅の大木が生い茂り新鮮で美しく、春から初夏を告げている。土手下に近づくとポツリポツリとニリンソウは咲いているが、例年より花が小さいように見える(写真上)。先へ歩くと次第に白い花は咲き広がっているが、花は小さい。遅かったのであろうか。鑑賞者もいない。シーズンなら出会うのだが。カメラ写りの良いニリンソウ群落を探しながら、土手下を進んだ。大きめの黄色い花もあり、ヤマブキソウだろう(写真中)。

 土手下を出て、高架で大通りを渡り、赤塚城跡の溜池公園へ。池では竿を出している釣り人達が見受けられる。私は、城跡下と板橋郷土資料館の間の小径へ入る。昨年当地にもニリンソウがあると知った。期待通り白い大きめのニリンソウが咲いていた。日陰だからだろうか。カメラを向け、眺めながら狭い路を歩いた。いよいよ城跡先の赤塚五丁目の森へと踏み入れたが、花は少ない。やはり遅かったのであろうか。自然や季節は我を待たないのだ。ムラサキケマンの雑草が目立っている。

 板橋植物園 森から住宅街へ坂を下り、区立植物園を目指す。いつもと違う方向から近道をして一度は袋小路であったが、裏から植物園へ入園。畑地に咲く菜の花はもう満開。そしてハナダイコンの薄紫の花も咲き美しい。
 ニリンソウ栽培地へ回ったが、こちらもポツリポツリ。カメラは目立つ大きなピンクのボタンの花へ向いてしまった(写真下)。

 赤塚氷川神社へ 植物園の裏から住宅街を抜け階段を上がると体育館通り。バス通りで見覚えがあり、赤塚氷川神社へ寄る。右折地点を一本間違えたが、乳房榎の古木から参道が続く。左手に富士塚があり、覗いたが草木で荒れている様子。境内へ入って参拝。家族の健康や孫達の成長を祈願。本殿裏には御嶽塚もあった。江戸期には武蔵の当地では、富士講の外、木曽の御嶽信仰も盛んであったようだ。帰途は初めてのルートで溜池公園へ出て、自宅へ戻った。(2022/5/9 K.K. 1447/1500)

◇日時 2022/04/21 ◇天候 晴れ ◇資料 板橋区くらしと観光課「観光いたばしガイドマップ」 ◇歩行距離等 12,000歩 9㎞
「通過時間等」自宅8:40=赤塚大門自生地8:55=溜池公園9:10=赤塚5丁目の森9:20=板橋区植物園9:40=乳房榎10:15=赤塚氷川神社10:20=自宅11:05