最近埼玉、奥武蔵を歩いていない。自称のホームグランドであり寂しい。奥武蔵の手前だが狭山にある智光山公園が未踏の地と思い出し、調べた。手許のガイドでは春の菖蒲園の案内だが、雑木林に囲まれているらしい。晩秋の遅い紅葉に期待した。
最寄り駅は狭山市駅 智光山公園の最寄り駅は西武新宿線狭山市駅で、私は東武東上線川越市駅乗換にした。ここの徒歩乗換は初めてで、本川越駅へは遠回りしたが西武新宿線に乗り、狭山市駅に下車。往きはバスにしようと待つも行き先表示を誤り一台見送ってしまった。駅前から見える山々は、奥武蔵の山ではなく、奥多摩の山々で、特徴ある山容は大岳山と後に気付いた。入間川を渡りバス終点で、運転手さんに公園の方向を教えて貰いスタート。
公園を覆う雑木林 工業団地を過ぎ、交差点で右折。左手先に公園らしき森が見えるが入口や進入路はなく、畑道へ左折し茶畑の中を進むと、森端の建物は体育館で、智光山公園。その先からは雑木林が生い茂り(写真上)、遊歩道が続く。落ち葉を踏みしめながら森内を行く。コナラやクヌギ、エゴノキに赤松が混じる。紅葉も終わりに近い。散策者は多い。こども動物園前から小川傍の木道になる。詩碑があり、評論家秋山ちえこの推薦文があった。一昔前だが、談話室というラジオ放送があり知っていた。東端のキャンプ場に至り、Uターン。
武蔵野か 中央の雑木林内の小径は、一面落ち葉で敷き詰められ、重なる枯れ葉を踏み踏みしながら歩く(写真下)。このような山里歩きはいつ以来か思い出せない。本日は晩秋の雑木林に期待していた。散策者と時々は交差する。
埼玉の当地は武蔵野エリア内であろうか。詩人秋谷豊著“詩で歩く武蔵野”(さきたま双書序文平成10年)で、秋谷は、国木田独歩が著した“武蔵野の面影は、今わづかに入間郡に残れり”の文を引用しているのを帰宅後見付けた。狭山は旧入間郡内であろう。そんな想いに浸り、時々落ち葉を掻き分けながら歩く。国木田独歩の武蔵野文学碑は武蔵境駅から歩いた玉川上水桜橋の袂にあった(03.1.5)。釣り池から菖蒲園になり、雑木林も明るさを増し、出口が近くなる。管理事務所があり、こちらが正面入口であった。公園のバス停を探し損ね、次のバス停傍の食堂で、時間調整に昼食を取った。駅へ歩く予定もあったが、予想以上に広い雑木林の歩きに満たされた。(2020/12/11K.K.1364/1400)
◇日時 2020/11/28 ◇天候 晴れ ◇交通費 1,520円 ◇歩行距離等 9km 13,000歩 ◇資料 「智光山公園」平成30年6月、新ハイキング社「さあ!ハイキング 智光山公園-城山砦跡」平成27年4月、194頁「通過時間等」自宅8:00-東上線成増駅8:50-西武本川越駅9:27-同狭山市駅バス停10:08-日生団地バス停10:25=智光山公園体育館前10:40=同キャンプ場11:10=智光山公園入口11:30=高富バス停12:08-西武狭山市駅12:43-東武川越市駅13:14-成増駅バス停13:50-自宅14:15 |