水戸線に乗り水戸城跡を巡る

 8月に入り、青春18切符を既に購入している。今回は、Sさんを誘い水戸へ行くことにした。彼は水戸は未訪の地という。往きは宇都宮線で小山駅へ行き、水戸線に乗り換え水戸駅である。復路は常磐線にし、新松戸駅で武蔵野線とすれば、武蔵浦和駅へは近いだろう。朝は、赤羽駅に待ち合わせた。

 ハイキング先と水戸線 宇都宮線小山駅までは、昨年暮れ2人で乗車し両毛線に乗り換えたが、今回は反対方向の水戸線で、タイミング良く友部行きが待っていた。水戸線は数回乗ったがいずれもハイキングである。結城駅は結城城跡を訪ねた時乗降し、結城紬を見て魅せられたことがあった(15.6.28)。下館駅からは真岡鐵道が分岐し、益子焼き見学に来ているし、奥の茂木駅からは那珂川へ歩き簗場で鮎を食べた(96.8.17)。電車は筑波山の裏を走り、岩瀬駅を通過。大分前だが、関東ふれあいの道が筑波山へ続く縦走コースに挑戦したが、途中でリタイアしてしまった(00.4.1)。Sさんにそんな話しを紹介しながら乗り続ける。笠間駅は水戸線の中心で、笠間稲荷や城跡があり、躑躅も有名で、花友と訪ねている(17.4.30)。先日、母親の実家に疎開した縁で、坂本九の歌碑が当地にあるとテレビで観たとSさんに話したら友部駅に着き、発車メロディが“上を向いて歩こう”で、2人は顔を見合わせてしまった。
 水戸城跡と弘道館見学 友部駅で常磐線に乗り水戸駅到着。駅前の黄門様一行の銅像を案内し、市内へ。正面の大通りを行き、弘道館へ右折するが、三の丸濠跡へ出てしまった。城跡内へ入り、偕楽園からの戻りに二度ほど歩いたルートを通り、県庁脇から水戸藩の藩校弘道館へ入館。重文の正庁(写真上)から内部を一回りし、見学。幕末に徳川斉昭公が推進し、藩士とその子弟が学んだという。あの黄門様が編纂した“大日本史”が教科書として使われ、展示してあり(写真下)、思わずカメラに収めた。当館は全国の藩校の中でも有名で、他藩から多くの見学者が訪れたが、その中に吉田松陰もいたと知った。

 御三家の水戸城は広く、弘道館の前が二の丸跡でありその先で、大手門の再建工事中。深い濠跡を橋で渡って本丸跡だが現在は遺構はない。濠の底地を水郡線が走っている。さらに先の本丸跡に水戸一高があり、薬医門が移築され、シャッターを切った。戻って、水郡線に沿い駅へ戻り、昼飯用弁当を求め、常磐線へ乗車。
 霞ヶ浦を眺める 土浦駅に途中下車し、霞ヶ浦へのルートを確かめ往復する。わが国二位の広さの湖というが、眺めた位置が悪いのか、そんなには見えなかった。我孫子駅からは各駅停車に乗り、新松戸駅で武蔵野線とし、我々の終点武蔵浦和駅に着いた。Sさん、今回も有り難うございました。またお付き合い下さい。(2019/09/06 K.K. 1279/1300)

◇日時 2019/8/11 ◇天候 晴 ◇交通費 青春18切符5、6 ◇資料 「水戸市観光案内」◇歩数等 9,000歩 6km
「通過時間等」自宅8:06-JR板橋駅8:33-同赤羽駅8:57-同小山駅10:07-同友部駅11:19-同水戸駅11:40=三の丸濠11:55=弘道館12:00=薬医門12:40=JR水戸駅13:00-同土浦駅13:45=霞ヶ浦湖畔14:05=JR土浦駅14:32-同新松戸駅15:20-同浮間舟渡駅16:46-自宅17:15