購読の新ハイキング誌に花見ハイク先として、奥武蔵の越生線東毛呂駅からスタートするコースをリザーブしていた。しかし、今年も桜の時期は逸したが、躑躅も早いと聞き、躑躅の花に期待し実行することにした。奥武蔵は、自称私のホームグランドだか、東毛呂駅以外一切歩いたことのないコースである。
みのわだ湖は釣り用沼 東毛呂駅に下車。踏切を渡り住宅街を抜け、越辺川の橋を目指すが、距離がある。集落を過ぎ田園地帯を下り始めて橋であった。三叉路のコンビニ傍に”みのわだ湖”の案内を見付け、左折。直ぐ山側へ右折すると花咲く小径とある。川辺公園だが土手に突き当たり越すと、みのわだ湖。湖は大袈裟であり沼程度で、農業潅漑用という。現在では釣り池で、大勢の太公望が竿を出している(写真上)。目算で30人位か。管理事務所で、案内パンフを尋ねたが釣り用のみとのこと。池を時計回りに歩くと、シャガが咲く一画があり、カメラに収めた。
美しい新緑 コースの尾根へ上がろうと、小径を森の中へ入ると楢の樹の若葉が輝くようで、美しい。新緑の時期である。四阿で左折したら直ぐ舗道があり、ゴルフ場前。次のポイントが小用池だが、道路の左右に池があり迷うが直進を続ける。左手にそれらしい池が現れるも案内はなく、しかも工事中で近寄れない。略図を確かめ、次の分岐で荒れた畦道へ進入し林を抜けると小さな集落。工事中の掲示に現在地小用とあり、そのまま新興住宅街を進む。正面の小高い丘がおしゃもじ山かなと見当を付けた。
次の榎堂集落の裏側が目指す小山であった。当地は、埼玉鳩山町で、位置的には奥武蔵の中心だが、越生町や坂戸市、東松山市に囲まれ、東武東上線と八高線の狭間でもあり、これまで一部に踏み入ったことはあろうが、中心を歩いたことはないと思う。
躑躅満開のおしゃもじ山 現在、おしゃもじ山は公園で、石段から東南斜面を上がると躑躅に出逢う。今年は早いという情報は確かだなと思いながら上り続け、次々に躑躅の花が現れ、レンゲツツジは満開だ(写真下)。隣のヤシオツツジは散り始めている。躑躅は多くはなく、頂へ出てしまった。展望台があり、前方の低山は越生方面の山々だろう。
バス停赤沼へと尾根道を奥へ進むと、下りに入り正面に笠山があった。山容から私にも分かる奥武蔵中心の山である。望遠にしたカメラを向けた。
赤沼バス停で20分弱待ち、バスで東武坂戸駅北口に着き、駅前に店を探す。最近同僚になったM君の実家が当地で酒屋を営むと聞いていた。見付かり、晩酌用の小瓶を求め、挨拶すると父上で、私のことをご存知。事務所サイトから見たことがあると仰った。最近愛飲している新潟の地酒”菊水”とした。(2018/04/28 K.K. 1179/1200)
□日時 2018/4/16 □天候 晴 □交通費 1,300円 □資料 宇山清太郎「おしゃもじ山」新ハイキング654号34頁 □歩行距離 11km 15,000歩
「通過時間等」自宅8:20-東武成増駅8:40-同東毛呂駅9:45=越辺川橋10:00=みのわだ湖10:15=おしゃもじ山11:10=赤沼バス停11:53-東武坂戸駅12:22-同成増駅13:15-自宅13:35