2024 花見に板橋から北区へ石神井川を下る

 桜花の開花が大分遅れてしまった。寒さの所為だが、その前の暖かさで芽出しの準備が出来なかったからとの報道もある。世の中は複雑で理解できない。予報より10日ほど遅れて開花宣言があり、ようやく咲き始めた。我が団地の桜を毎日眺め、花見ハイクの時期を見計らった。歩く先は、板橋の石神井川とした。花の名所で、これまでも数回花を眺めながら川端を上下している。

 花は七分程度 三田線を板橋区役所前駅に降りて、石神井川を目指した。仲宿で旧中山道を渡る。この道は久しぶりで、王子新道とある。途中で、左へ区立東図書館前を回り込んで少し上流の緑橋へ出た。橋上から下流を見渡すと、川端の桜木は川面の上に花を付けた枝を伸ばしている。花は未だ六、七分咲きといったところか。そんな花々にカメラを向けながら、右岸を下る。ぼんぼりを吊るした桜木もある(写真上)。花見散策者は少ないようだ。この辺りの石神井川の幅は5m程度だが、底は深く、両側の壁は垂直で高く水路の溝のよう。大雨時の氾濫を想定しているのであうが、現在の流れは少ない。程なく、加賀公園へ至る。

 加賀藩屋敷跡 加賀藩前田家の下屋敷跡で、広い屋敷のほんの一部であり、築山跡が遺る。桜咲く下築山を一回りした。周囲の広葉樹も芽から葉へと新緑を増している。次の橋は金沢橋とあり、加賀屋敷の所以かなと気付いた。渡って左岸を下る。桜は途切れない程度に頭上にも咲いている。
直ぐJR埼京線鉄橋と分かり、また右岸へ渡り返し、鉄橋下で電車を待つ。鉄橋、電車、そして桜を入れたアングルとし、カメラを構えた。一台目の上りは直ぐ通過し、下りが来たが、上り電車が良いと5,6分待った。耳を澄ませて通過音を聴き取り、シャッターを切ったがどうだろう(写真下)。北区に入り、左手に、寿徳寺の子育て観音像があるが、今回は寄らないで、下り続ける。

 石神井川から滝野川へ 滝野川橋に至り、ここで石神井川を離れ、3年前歩いた滝野川地区の稲荷神社や八幡神社に寄りたい。処が通りを行くが、記憶の地に稲荷神社はない。山勘で右折し進入路を探すが、環七通りへ出てしまった。自分で修正したつもりだが、今度は都営荒川線踏切であった。諦めて、現中山道交差点へ歩き、三田線西巣鴨駅から帰宅した。家で地図を調べると、滝野川橋先を直ぐ右折で、90度方向が違っていたようだ。残念。(2024/4/20 K.K.1553)

◇日時 2024/4/04 ◇天候 曇り  ◇歩行距離等 11,000歩 8㎞                                                     「通過時間等」 自宅8:55-三田線板橋区役所前駅9:25=緑橋9:40=加賀公園9:50=埼京線鉄橋10:05=滝野川橋10:20=環七通り10:40=荒川線踏切10:50=三田線西巣鴨駅11:00-自宅11:30