金沢文庫から金沢八景へ歴史の道を歩く

“鎌倉殿ゆかりの寺社めぐり”の歴史の道案内記事(22.2.6しんぶん赤旗日曜版)を入手して、いつ歩こうかと思案していた。その中の称名寺は訪ねたことがある(02.2.11)。調べると20年以上も前のことであった。金沢文庫に近い鎌倉に住むWさんを誘いOKを貰った。1度鎌倉の化粧坂切通しを歩いたことがある(23.2.18)。若い上にランニングを続けて元気な方である。

 再訪の称名寺 京浜急行金沢文庫駅に着いたら、Wさん先着し待っておられた。駅出口に案内図はなく、僅かな記憶で町屋から住宅街を称名寺方向へと歩く。途中寺の屋根らしき風景を見付け近づいたが、県立金沢文庫であった。その奥が目指す寺院で、小さなトンネルを抜けると広大な境内は、池を中心とした庭園であった。金堂と呼ばれる本堂前へ進み参拝。今年も受験生の孫がいて神頼み。池に架かる平橋、反り橋を渡り、大きな仁王門。称名寺は、鎌倉幕府三代執権北条泰時の弟、実泰(金沢北条氏)が菩提寺として、1241(仁治2)年頃に建立した古刹である。それが往時の儘800年後も遺っているのであろうか。

 紅梅咲く古刹を巡る 表参道の赤門を過ぎて歴史の道となり、左手が薬王寺で、頼朝の弟範頼ゆかりの寺とある。少し歩くと右手が金沢八幡神社。誰もいない境内から本殿前へ出て手を合わせた。左手の寺院へ寄ろうと奥へ入ると、令和の杜の先が安立寺で、鐘楼の傍にピンクも濃い紅梅が咲いていた。やっぱり春は来ていると、カメラに収めた。Wさんも眺めている。そろそろ休憩かなと思いながらも場所がない。Wさんも疲れた様子はなく、先へと歩き続ける。龍華寺に至り、また本堂前で頭を下げる。大きなソテツがあり、当地は温暖の地なのかなとシャッターを切った。

 金沢文庫へ 歴史の道がやや右方向からT字路となり、右手に憲法草創之処の碑があった。1888(明治20)年、伊藤博文達が明治憲法の草案造りをした料理屋があった地という。この近くの野島に博文の別邸があったのだ。左手は平潟湾で金沢八景。左手に琵琶島神社、右手に瀬戸神社があり、京浜急行八景駅に着いた。駅前飲食店で、生ビールで乾杯し、昼食とした。今回は金沢文庫の社寺を巡りながら歴史の道を歩いた。13000歩、10㎞で最近にない距離で、Wさんのお陰である。昼のビールは美味であった。(2025/2/28 K.K. 1590)

◇日時 2025/1/31 ◇天候 晴 ◇資料 「鎌倉殿ゆかりの寺社めぐり」(22.2.6しんぶん赤旗日曜版) ◇交通費 1140円 ◇歩行距離等 13000歩 10㎞                          「通過時間等」 自宅7:50-京急三田駅9:05-同金沢文庫駅10:00=称名寺10:40=金沢八幡神社11:00=安立寺11:10-龍華寺11:20=憲法草創地の碑11:30=金沢文庫(昼食)11:45/12:15=瀬戸神社12:30=京急金沢八景駅12:52-三田線三田駅13:45-自宅14:40