都心神宮外苑から乃木坂を下る

 本日、夕方大手町で会合があり、参加の予定である。業界団体で一緒に活動したメンバーで、退職後も年に数回情報交換をし、幹事からメール一本で集合する。私は、その前に歩くことにした。大手町への交通の便が良く、最近歩いていない神宮外苑から乃木坂、赤坂へとした。都心である。

 外苑絵画館へ 今回も大江戸線で国立競技場駅へ出たが、新宿駅での乗り換えは通路通りに進み順調であった。国立競技場駅の地上へ上がると方向が逆で、案内に従い競技場を右に見て外苑絵画館へ歩く。交差点信号待ちで、前回(16.1.28)を思い出した。当時競技場はオリンピック開催に備え建築中で、更地であった。絵画館前へ至り、古いが趣のあるビル(写真上)を眺める。その名の通り絵画類の展示施設であるが、入館したことはない。カメラに収め、前の野球場へ。若い頃プレーしたかなと思ったが、記憶になかった。近くにお鷹の松(写真中)やなんじゃもんじゃの樹があった。前者は家光の鷹狩に由来する松とある。

 銀杏並木通り 大通りの右先が明治神宮外苑球場。ヤクルト球団の本拠地だが、大学野球のメッカでもある。私は観戦したことはないと思う。大学の二部に通っていた頃、駿河台キャンパスに優勝戦応援のアジビラが貼られたが、その余裕はなかった。直進し続けると銀杏並木であった(写真下)。偶然で、通りが一本違うと思っていたがラッキーである。今回のポイントで、久しぶりの並木だが、道両側に続く銀杏は、当然落葉済。それでもアングル探しシャッターを切った。1926(大正15)年植樹で約100年の歴史を有すると知る。

 乃木坂から赤坂 外苑正門から青山通りへ左折、外苑東通りへ右折して、赤坂方向の乃木坂へ向かう。初めての地でビル街を眺めながら、乃木坂の乃木神社へ。2度目だが違う方向からで、山勘が頼り。交差点へ至り、左の屋敷は旧乃木邸と分かり、公園から神社境内であった。参拝し、明治天皇に殉じた陸軍大将乃木希典夫妻を祀った社。奥の正松神社にも手を合わせた。吉田松陰縁の社とある。隣には会館もあり、嘗ての乃木邸の大きさにはびっくりである。乃木坂は、今ではムード歌謡で唄われ、アイドルグループ名等にも採用されて、知られた坂である。

 大手町へ急ぐ 時計を睨みながら、地下鉄千代田線の駅を探す。前回は乃木坂駅からであったと思うが見付からず、坂を下り続ける。赤坂駅迄には距離があり、TBS手前で駅入口を見付け、階段を降りた。大手町の会場居酒屋に着いた時は10分前で、一番乗りであった。定刻に始まり、乾杯の生ビールから会合はいつも通りに盛り上がった。(2024/4/6 K.K.1551)

◇日時 2024/3/11 ◇天候 晴 ◇資料 明治神宮外苑「神宮外苑いちょう並木」 平成18年1月 ◇歩行距離等 11,000歩 8㎞ 
「通過時間等」 自宅13:50-新宿線神保町駅14:36=大江戸線新宿駅14:54-同国立競技場駅15:05=絵画館15:15=銀杏並木15:30=乃木神社16:00=千代田線赤坂駅16:31-同大手町駅16:45・・・自宅20:00